啓発舎

マジすか? マジすよ

書籍関連

◆文学しようと図書館に行き、以下を借りてきた。 評伝ナンシー関 中世の文学 無常 唐木順三 松永久秀の真実 藤岡周三 鳥の雑学 柴田佳秀 アドルノ 音楽・メディア論集 東京から現代アメリカ映画論議 黒澤清 蓮實重彦全然「文学」がないではないか。実は「純…

東京堂での邂逅以来、すっかり文学づいてしまった。 着流しで暮らそうか、と思ってみたりする。 中央線沿線というのも有利な要素だ。 宇能先生という導き手を得たおいらは幸せ者だ。 で、今夜は、「自殺評論家」について皆さんと考えていきたいと思います。 …

で、再び宇能先生に登場願おう。 ほんとは昨日書きたかったのだが。 恒例の木曜立ち読みで、週刊のほうの文春に宇能先生が登場していらした。 怪気炎。 谷崎が安倍定に切られたのも、近くに住んでいたのもホントだウソじゃない、とか言っていたが、そんなの…

◆夢十夜 双面神ヤヌスの谷崎・三島変化 宇能鴻一郎 皇居詣での帰り、神保町東京堂にて立ち読み開始するも、あまりの面白さにたまらず購入。 小説の類は立ち読みですます、という節を曲げてしまった。 肚すわってます。迫力あります。 情報量多し。すでに再読…

ビール生ワイン赤、白、ビール瓶500。 松岡正剛のサイトにほんとに久しぶりに、みた。たまたまひっかかった。 重い。なかなか遷移しない。 仙台学の雑誌、あの表紙もふくめ、ちょっとなつかしかった。5月の上旬、おいらも被災地にいた。 3.11以降。 …

◆ドナルド キーンさん帰化は、素直に喜ばしいニュースだ。 学生のころから新潮社の「波」をずいぶん長いこと購読していた。で、キーンさんが、これもずいぶん長いこと日本文学史を連載していたように記憶している。 三島その他の翻訳家としてよりも、したが…

◆富麗華の楽器をなんというか知りたくてネット検索してたらタベログにたどりついた。200以上のコメントがあるのでびっくり。楽器の演奏に言及したものがあまりない、そりゃそうだろう食べるのが目的なんだから、ので、結果ずいぶんたくさん見てしまったが…

◆日光の奥の方に行きたかったのだが、あっさり却下されて、この冬温泉に行っていない。 とうとう、温泉に行かない、行けない年になるのか、50年生きるとこういう試練もあるのか、とべそをかいていたら、なにやら3月に箱根に行くことになったようだ。 およ…

本の話。 村上春樹の「雑文集」。 きのう、酔った勢いで恵比寿の八重洲ブックセンターで買った。なんで酔った勢いかというと、この人の本は、ほとんど立ち読みで、ほとんど買ったことがなかったから。 一冊だけ、和田誠さんと組んだジャズの解説の文庫が現役…

京都だのオーケストラの練習だの年寄りの冷や水で疲労困憊、今日はオフ。コンセント抜いた。 散歩の定番。自転車で恵比寿。晴天なり。記念館でスタウト二杯。グラススクエアに場所をかえてトマトまるごとサラダのイタリアン。そこらを散歩。 地下の三越で買…

◆で、きのうは終日自宅籠城。のどのはれ。 雨模様で、南西角の拙宅も昼からどんよりうす暗く、当方の気分とまことに符合していた。 浮かぶ想念はどれも後ろ向きのことばかり、うつらうつらしてみる白昼夢は、邪魔が入りどうしても目的地にたどりつけない類の…

◆白金台の中華 唐園で昼。評判どおりおいしかった。他に老夫婦の客が一組。戦争の頃の昔話。しみじみ。 ◆目黒の有隣堂で茨木のり子さんの詩集を買おうかかうまいか、逡巡。ちくま文庫だからそんなに高くないのだが、結局買わず。立ち読み。 峻厳というかんじ…

◆角田房子氏の訃報に接する。謹んでご冥福をお祈りいたします。 角田さんといえば ミチコ・タナカ 男たちへの讃歌 だ。 いつでもすぐにとりだせるところにある。いま奥付を確認したら昭和60年2月25日発行、とある。新潮文庫。もちろん新刊で買ったから…

で、今夜は、玉城康四郎さんと遊んでいる。 井上忠氏との対談。「道元の世界と哲学」という凄いテーマ。 井上忠氏には、駒場のころ単位をもらった、関係ないが。 玉城さんは晩年やたらに本を出して、業熟体にダンマが顕現する、と、そのことだけを言い続けた…

ユングの自伝を読んで打たれるのは、已むに已まれず生きてきた迫力だ。いつも。 励まされる。とくに、自分の根っこが不確かに思える、今日のような日には。終章の「追想」で割合率直に自身の属性について語っている。 ユング自身が他の人々と違うのは、「境…

◆日経文化欄「うたの動物記」はいつも楽しみにしているが、今日の「蜂」のお題も、秀逸だった。小池光さん。 今日は、俳句でも和歌でもなく、ひかれるのは、百間入道の短編小説。散文詩の味わいがあるから、とのことだが、これがまた、いい。 それならば、と…

◆恵比寿の有隣堂で立ち読み三昧。帰り一丁目のラーメンビルで豚骨ラーメン食ってひいらぎやの鯛焼き持ち帰りで買って、帰って、いま紅茶で食ってる、うまい。 ユリイカでタランティーノの特集やっていて、しばし立ち読み。蓮見重彦氏と黒沢清氏の対談白眉。…

動物として弱まってるな、と思うと井筒俊彦さんに手がのびる。 或いは漱石。特に「道草」。 漱石はやさしさ。 井筒さんは、生きる力。 この、「やさしさ」「生きる力」の語は、両方とも注釈が必要だと思う。一般的に遣われる意味とはちょっと違う。 漱石の「…

◆9月19日 恵比寿のビール祭り。麦酒祭と書くようだ。 アコースティックギター2本のライブをやっていた。ゴンチチ系。よかった。 ◆9月20日 板橋本町方面で仕事の打ち合わせ。 このところ、碩学井筒俊彦先生の意識と本質を読み返している。?章?章の禅に…

1日休暇をとり例によって恵比寿白金界隈散歩。 ◆龍天門でウイークデイランチ。 メニューでの名前は魚貝と野菜となんとか、とか書いてあったが要は八宝菜。 雑味のない薄味、アスパラの歯ごたえ絶妙、で、ほんとうにおいしかった。元気でた。 この、人に元気…

都立中央図書館 改装後はじめて。 人文関係の書棚が3階の奥にまとめられたのは、いい。腰掛けて読むための丸椅子がそこここにあるのもよい。 久しぶりに、古典と少し遊ぶ。 心敬さん、いいですね。 道元は、NHKからでている、頼なんとかさんのが少し面白か…

はずみで、道元を読んでいる。 原典を素読できるはずもなく、概説書だ。 著者 南直哉。 書名 『正法眼蔵』を読むおととい、恵比寿の写真美術館の奥の喫茶店で、ねばってほとんど通読した。 ちょっと凄いぞ。 この本についてのあれこれは、いずれそのうちに。…

昨日、寝しなに書棚から、まったく何気なく草枕をとりだしたら、途中でやめられなくなって、読了してしまった。こんな本だったのか。年はとるものだ。最近、なにかというとこのセリフだが。◆がらにもなく、十七文字の道に踏み込もうとしているのだが、その当…

午前中に、掃除買い物メールその他の雑事を片付け、薄茶とお菓子で一休み。石牟礼道子さんと遊ぶ。久しぶりだ。 今日はエッセイ集。 どれでもいいのだが、例えば、「とある前世の秋のいま」という題の作品を。 作者の仕事机の脇に、白と紅の小菊がある。去年…

書名 日本文化における時間と空間 著者 加藤周一 出版社 岩波書店 近頃本を読んで、このくらい、言いたいことが噴出したことはない。 どこから手をつけていいかわからない。 当方、この2年間、ずっと、わだかまっていたのが、まさに「日本文化における時間…

この週末は完全にオフ。掃除洗濯買い物料理以外なにもやらなかった。日曜の午後になり、さすがに散歩でもと思い立ち、近所の公園へ。 春の陽気。小ぶりの梅園は紅梅白梅がまっさかり。 去年は隋心院に「はねず踊り」を見に行ったな。1年たつな。このニ三日…

それにしてもナンシー関はすごい。 書庫整理で、段ボール箱毎にざっくり分類し直した。 「遊びの本」で段ボール1箱になったが、ナンシー関先生の本が10冊近くあったのには我ながら驚いた。 銀座旭屋の表紙が多い。 新橋に勤めていたころ、仕事が終わると…

書名 深代惇郎エッセイ集 著者 深代惇郎 出版社 朝日新聞社書庫整理をしていて、掃除そっちのけで読みふけってしまった。 著者は、かつて朝日新聞で天声人語を担当していた方。73年から3年ぐらいか。当方生意気盛りの頃。ファンだった。 風通しの良さ、は…

書名 ユング自伝 著者 C・G・ユング 出版社 みすず書房 この本については、東西のあらゆる識者があらゆる角度から言及しており、当方のしゃしゃりでる隙間などほとんどない。 ただ、当方渉猟した限り、きちんと論じられたものにお目にかかったことがない、今…

久しぶりにマイスター・エックハルトを拾い読みして思ったこと。 メンバーのひとりが「噺家」になって、自分で選んだテーマについて語る、という形式の会合を高校の同級生とかれこれ15年以上続けている。主宰のF氏、S氏のご尽力の賜物だが、だいたい中途…