啓発舎

マジすか? マジすよ

書名 日本文化における時間と空間
著者 加藤周一
出版社 岩波書店

近頃本を読んで、このくらい、言いたいことが噴出したことはない。
どこから手をつけていいかわからない。

 当方、この2年間、ずっと、わだかまっていたのが、まさに「日本文化における時間と空間」、切実なテーマだ。

 しかも、頭でああでもないこうでもない、とこねくり回すのではなく、体に、先方から、日本文化様から突きつけられているという感覚、体感がはじめにあって、これをどう自分の中におさめるか、という事態。
 いまは、もてあまして、収まりのつかない状態。

 日本を代表する碩学が、そのテーマで、しかも書き下ろしたと。
 これは買わずばなるまい。

 そうそう、というところと、すれ違っているな、というところがあり、なんか言いたいと思うのは、すれ違っているところ。

 素材に、能が頻出するのは、当方のアプローチと一緒。

 あと、茶、と、連歌

 それにしても、1919年生まれだから、米寿ですよ、この人。

 凄いですね。

 言いたいこと、については、もう少し頭を冷やしてから、書く。