2007-01-01から1年間の記事一覧
ヱビス琥珀及びザ・ブラック。都合700ml。 プールで小一時間泳いだあとだ。 陶然。今週は、緩みたい。◆きのうはモンテーニュとつきあったので、今日はイギリス。 「ピープス氏の秘められた日記」著者 臼田 昭 「スウィフト考」著者 中野好夫 いずれも岩波…
徒然なるままに。◆久しぶりにモンテーニュを手にとってみる。 話のわかるおじさんだ。 辟易、とか諦観とかいう言葉がうかび、共感。 この、辟易の感覚は洋の東西を問わないな。 辟易する、という、ある、生理的な感覚。快感にちかい。 諦観も、そうだ。落下…
いま、恵比寿のexciteのブースで書いている。 ガーデンシネマで、「ここに幸あり」を観る。はずみ。監督も出演者もぜんぜん知らない人。みごとにはずれ。途中退出。「ここにシャチあり」に題名かえろよ、パクリだけど。 数あるビアホールのうち最初に出くわ…
11月30日(金) 奈良。 室生寺、奈良公園、東大寺、秋篠寺。 この前来たのは、去年の6月、鑑真和上の命日で唐招提寺の障壁画公開されたときだから、1年半ぶりか。どこも閑散として、鄙びた気分。
23日(金) 東京より来客。朝の8時半に京都の新幹線乗換え口で待ち合わせ。 怒涛のように人が押し寄せる。皆、なんていうんだろう、眦を決しているような、凄い迫力。たじろぐ。 予定は、当方に任されており、漠然と市内のあちこちを想定していたが、このあ…
神護寺に行った。昨日18日の日曜日。 もみじ、無残なり。 緑 黄色 朱 という変化でなく、 緑、葉の先端黒くくさり、落葉、という推移。 空気はよかった。 昨年に引き続き、硯石亭でビール。 帰りに、仁和寺及び龍安寺に寄り道、JRバス乗り放題だったから…
狩野永徳 展 京都国立博物館 剄い。 元気でる。 檜の絵は、なんでしょうね、ぎゅるぎゅる、と音のしそうな。 白眉はじゅこういんの花鳥図。 線の厳しさ。 この人は、樹、特に、枝から梢にかけた線の美しさ。 それと、石。 荒っぽい強靭な線。
琳派展? 神坂雪佳 京琳派ルネサンス 細見美術館 金魚玉を前からみた意匠の軸が面白く、機会があったら、と思っていたので、今日吹田で用事をかたづけたついでに足をのばしてみた。 結論。金魚玉だけよかった。 図案家、だと思います。 絵は、もっさりしてい…
京都 観月の夕べコンンサート 抽選に当たり、東京からの帰途京都に立ち寄った。 実は、この企画2年前にも、知人から譲られ同じ京都コンサートホールに聞きにいった。今回同様ピアノつきの室内楽だったが、ずいぶん元気に鱒をやっていました。ピアノの咆哮で…
メヴレヴィー教団のセマーの儀式 日本公演。 8月30日(木) 素晴らしい体験だった。 ついに、スーフィーの本物に触れた。 旋回舞踊をまのあたりにした。 ルーミー生誕800年記念の催し。ユネスコ指定 コンヤ・トルコ神秘楽団。 楽師が三々五々舞台に登場…
きのうのことだが、突然思い立って天橋立に行って来た。 良かった。 電車で2時間。天橋立駅から徒歩5分。 こぶりの橋を渡るとそこは既に天橋立。 うえからみないとわからない。松林の海岸を歩いていくという感じ。 思ったより長い。3キロ以上あるとのこと…
書名 随筆 一隅の記 著者 野上弥生子 出版社 新潮社 こう暑いと外に出る気にならない。 で、読書。 凛とした涼やかな気分になりたい、ということで野上さん。 最近、作品社から出ている「日本の名随筆」の一冊で「茶」中里恒子氏編を読んでいて、野上さんの…
前後するが、16日の木曜日、外苑の花火を見に行った。 信濃町の駅前から、早くも交通整理状態。おまわりさんが大活躍だ。浴衣の女性がやはり多いが、カップルの野郎のほうが洋服の奴がほとんどなのは興ざめ。 祇園祭はじめ関西の夏のイベントは男女とも和…
ついに念願のアキバに行ってきた。この街とのつきあいも長い。 中学のころ、高級オーディオにあこがれて、ヤマギワだのイシマルだののリスニングルームによく通っていた。タンノイだのJBLが人気だったが、セレッションなんかよかったですね、室内楽聴くの…
夏。真っ盛り。 朝セミに起こされて、ひととおり身の回りのことをする。 今11時半だが、寓居の竹薮は深閑としている。仕事場のセミは2時ぐらいまで元気にやっているのだが、場所によって、セミの営業時間も異なるのか。 青空。白い雲。そこらじゅう反射す…
28日は大徳寺月釜。 ずいほういん、三玄院、興臨院の3席。 ずいほういんでは、待合で席をまっていると、京都観光案内の本を何冊かだされている女性のエッセイストの方が水屋からでてきて、しばらく、お知り合いと話をしていました。前回NHKの表千家茶…
21日。京都観世会館へ。 京都観世蛍雪会。 蛍雪とはいいながら、内容もあり、このシリーズ、よく通っていたのだが、この日はあまり当方にとっていいめぐり合わせではなかったようだ。 能については、当方、見る立場としても素人という自覚があり、おや、と…
先週はなにかといろいろあって、昨日の土曜日は、終日ほとんど横になっていた。雨でも降ってくれればいいのだが、じめっとした曇り空、時折いい風を感じることもあったのだが、この季節は、どうしようもない。 今日は朝から薄日がさし、昨日よりはしのぎやす…
書名 ブッダのことば 訳者 中村 元 出版社 岩波書店 岩波文庫 言わずと知れた、最も古い仏典スッタニパータの翻訳だ。 買ったのはよく覚えている、木更津駅前の本屋。1991年のちょうどいまごろ。 当時は、むさぼるように手当たり次第宗教書を読んでいた…
午前中に、掃除買い物メールその他の雑事を片付け、薄茶とお菓子で一休み。石牟礼道子さんと遊ぶ。久しぶりだ。 今日はエッセイ集。 どれでもいいのだが、例えば、「とある前世の秋のいま」という題の作品を。 作者の仕事机の脇に、白と紅の小菊がある。去年…
平和な休日。 黒ビールを切らしていたので、近くのスーパーへ。 いつものエビス黒もあったのだが、サントリーが例のやりかたでブースを占領して期間限定販売の黒ビールを宣伝していて、ついつい買ってしまった。半分は、ノベルティのグラス目当て。 ノベルテ…
経済3誌は、お受験だのマンションランキングだの辟易するような特集ばかり 。文春新潮は例の調子。日本のおやじから週刊誌を立ち読みする愉しみはなくなるのか・・・と慨嘆するあなた、日本も見捨てたものではない、週刊SPA!がある、と私は言いたい。 …
22日(金)雨。 T氏空路にて来襲。南茨木にて落ち合う。 前日まで、電話で、キブネ!キブネ〜などと連呼していたが、雨じゃしょうがない、予定を急遽変更し、竜安寺へ。 それにしても、東京方面から京都に来た直後の人の、ある種の昂揚状態は独特のものがあ…
前後するが、15日の金曜日、大阪市立東洋陶磁美術館 開館25周年記念特別展「安宅英一の眼」に行って来た。 金曜日の夕刻で来館者もまばら、1時間以上ほとんど貸切り状態。閉館までいた。 青磁、白磁の優品をこれほどまとめて見たのは、もちろん初めて。…
K氏来訪。 16日(土)朝から晴天。暑くなりそう。 10時ごろ蹴上→南禅寺→金地院→永観堂(お茶)→平安神宮→昼飯→青蓮院→智恩院→八坂神社→「スタンド」で一杯→錦市場→京都伊勢丹の屋上という日程。金地院の「八窓席」は初めてだったのですが、明るいお茶室でし…
6月13日付け日経朝刊文化欄。 このところ、日経とNHKばかりで当方の情報源の少なさがあからさまだが、いいものはいいのだからしようがない。 編集委員の方が拓本の展覧会を紹介していて、その文章が良かった。 記憶頼り。 心が屈したとき、拓本をみる…
NHKスペシャル選 「神秘の海・富山湾」 再放送のようだ。素晴らしかった。 内容もさることながら、映像の美しさ。編集見事。50分があっというま。 立山連峰と富山湾の深い海。NHK偉い。
きのう、きょう、と、雨に降り込められている。 雨の音、鳥のさえずり。いいものです。雨が小止みになった。遠景の竹薮が風に戦いでいる様子は、海藻が海の流れでゆらいでいるようにも、プランクトンが繊毛を動かしているようにも見える。 独りお茶を点て、…
お茶の稽古で久しぶりに「美の不意打ち」にあった。 水指、柄杓、お茶入れなどを「棚」に配置し(これを「飾る」と言います)それに向かってお点前をするのだが、今回の不意打ちは、この「棚」から受けた。 何の変哲もない桑小卓。 小ぶりの華奢な棚です。深紅…
たったいま、NHKのSONGSを見終わったところ。大貫妙子さんです。 お元気そうで、なによりです。 凛とした精神が醸し出す美しさは相変わらずでした。 番組の簡素な構成も好感がもてる。NHKはこの人の扱い方をよく知っている。 坂本龍一氏のインタ…