啓発舎

マジすか? マジすよ

2015-01-01から1年間の記事一覧

規格化ということについて。 きのう、滅びゆくものへの詠嘆N題というタイトルで、神保町の街並みとか、女の顔とかについて悪態をついたのだが、自分でもさすがに、と思い直しいったん削除した。一日たつと、すこしは発酵する。 ということで、同じ素材をつか…

閑、であるかは心許ないが、ひま、であることは間違いないので、連日の登板だ。2016年は閑数寄道心だ、とは既に表明した。 今回は、その中で数寄についていま少し掘り下げたい。歌舞音曲の部、とそれ以外にわける。◆歌舞音曲 今年は、前半4度テューニン…

1年間ばかなことばかり書き続けたので、最後は重厚な題材にあたりたい。 火曜サスペンス劇場だ。このシリーズがある限り、おれの老後は安泰だ。再放送だけど。 今年にはいって、取調室あたりからだったと思う、見だしたのは。 あと、鬼面なんとかと、わが町…

2016年に向けて◆言語化する前の感覚 ◆親和力 ◆数寄閑道心以下補足言語化以前は簡単で、例えば空を見ればいい。雲が流れる、とりあえず言葉はでない。 そういうこと。 親和力は人と人における言語化以前。 なんとなく、ということ。 数寄閑道心は生活のス…

ただ券ゲットしたので、名曲オンパレードコンサートに行ってきた。 フォーラムAホール。五千人収容。 チャイコのワルツとか威風堂々とかカバレリアとか。 客は前川清リサイタルというかんじ。 終演後の拍手はアンコールおねだりの手拍子だ。 ロシアのオーケ…

桂文珍をほめる。 テレビだが。 寝床。おれは、落語はテレビで十分だと思う。 歌舞伎もそうだが、言いだすと長くなるので割愛。 鈴本で半日過ごすには、屈託とか、トホホ、とか、そういうエネルギーが必要だ。 マリオネットとか、しくじるお神楽とか、かわり…

きのうのN響 テレビだが。 五嶋みどりのショスタコVn協奏曲1番 ジャンルを問わない、およそ表現者は、五嶋さまの前に首を垂れよ。技術が何のためにあるのか。 完璧な技術のうえに初めて顕現する時空に打たれるのです。越路も五嶋も、共通するのは、表現す…

BS11 永遠の歌声 越路吹雪 日生劇場リサイタル'70 〜貴重な映像と証言で今蘇るシャンソンの女王!〜当時、最もチケットの獲れないコンサートといわれた、魅惑のステージをたっぷりとお楽しみください。. 類まれな表現力を持つ不世出の歌手・越路吹雪の1970年…

このところ、晩に照明をおとして長尺のジャズをよく聞く。 本一冊もってソファに埋もれて、まあ、入眠儀式のようなものですね。今夜は、成り行きでマッコイタイナーのサハラを聞き始めたら、寝るどころではなくなってしまった。 聴きながら、高校のころ、文…

◆今朝掲載された橋下氏のツイッター。とりあえず引用。 こんなところで宅配率の高い新聞だけが軽減税率の適用。そんなバカな!と多くの国民は感じていると思うが、これが政治の現実。読売新聞の完勝だね。読売新聞は徹底して政権を支えてきた。その見返りで…

と思ったら、いい時事ネタがとびこんできた。 このブログらしい、ほのぼの心温まるネタだ。 ◆新聞に軽減税率導入。 しみじみ鑑賞したい。 朝日も産経も呉越同舟でごっつぁん、という絵柄。 なんでおれたちだけ軽減だ、おかしいじゃねえか、と社説で吠える新…

時事ネタが、全然お留守になっている。 書くことないと時事ネタでごまかす、ということをかつてやっていて、それはそれで、そういえば、と盛り上がって、他のテーマに飛び火する、という呼び水効果もあるのではあるが、如何せん、最近は。 さすがに。 本とか…

youtubeよりEGO-WRAPPIN perfume 山田一雄のジュピター zikr各種 といったところ。 中納良恵は、ちょっとジャニスジョプリンがはいってる。 最初から完成されてるかんじだね。 清水ミチコがこんなところにまで顔をだしている。 清水の射程は、ばかにできない…

NHKの100分de名著 良寛 詩歌集 第2回「清貧に生きる」を見終わったところ。 戒語のくだりで、良寛は、確か、坊主の減らず口も毛嫌いしていたよな、とふと思った。 燃えろ伊集院。おれがついてる。今回の設定といい、浦沢対小室といい、ロボットやろう対清水…

図書館文学の淵を渡る 古井由吉 大江健三郎 千駄木の漱石 森まゆみ 正岡子規 明治の文学第20巻文学の淵を渡る 大江が聞き役だ。 ごんべが種まきゃカラスがほじくる、というリズム感が心地よい。 古井が突っ込みゃ大江が受ける。 大江の発言すら地に足がつ…

大久保も二度目なので、少し退いて見ることができた。 主流はとなりの国だが、東南アジア諸国の勢力も感じられる。 もちろん大陸方面は、ここにも。いまや、偏在といっていいでしょう、この国の人々は。 なんとなく薄汚く感じられるのは、ゴミがそこここに落…

とはいいながら、見すぎ良すぎ、じゃないだろう、身すぎ世すぎで、結構世間様と渡り合う、というのも大げさか、やりとりしていたりする、このところ。 まあ、ぎすぎすしてますよ。 なんなんですかね。 波風はあまりないので、not so bad というかんじではあ…

水木しげるの幸福の七か条。 テレビでやったそうだ。 1.成功や栄誉や勝ち負けを目的にことを行ってはいけない 2.しないではいられないことをし続けなさい 3.他人との比較ではない。あくまでも自分の楽しさを追求すべし 4.好きの力を信じる 5.才能…

またミシマの話

再び本の話。三島由紀夫の世界 村松剛 図書館。 三島の本は手に取ってみる癖があるのと、こないだBSフジで当方に受けまくったばあさんの兄貴が書いたというので、重いので迷ったが、ただだから借りた。 面白かったぜ。面白いつぼは著者の意図とは全く異なる…

本のはなし。 結構読んではいる。 ◆トゥキディデス 戦史 これは古本屋で買った。世界の名著。400円。 寝しなに開いたページを読む。昨日読んだなと思っても読む。 事実経過の叙述と、誰それの演説がかわるがわる。 ヘロドトスの歴史と抱き合わせなので、…

N響

N響第1822回 定期公演 Bプログラム モーツァルト/ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491 ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 作品98 指揮:ネヴィル・マリナーピアノ:ゲアハルト・オピッツ 凄いブラームスだった。 六本木一丁目でビール飲み、永田町駅ナカで黒ビ…

雨に降りこめられて、雨月物語をみる。 二度目。 これはお能です。夢か幻か。 森と今日マチ子が幽冥界。 小沢と水戸光子が人間界。 小沢、水戸が、それぞれいい味を出している、というのが今回の気づき。 田中さんは、女学校の教頭先生ですね。今回見ても。…

かます奴は信用できない。 しばらく前に、私のお笑いアイドルとして思いつくままに何人かの名前を挙げたことがあるが、全員、「かます奴」だ。 五木なんか、最近新ネタをひっさげて地上波に盛んに露出しているが、どうか。どうでもいいが。 こいつらの特徴は…

すきなことばっかりやってるのだが、あるいは、気の進まないことをやらない結果、普通、か、好きなことしか、やることがなくなる、という消去法なのかもしれないが、いいことがとりあえずひとつある。 金、かからない。 好きなことをやってると、出が少なく…

バードウォッチングの指南を受けた。 世界が一変した。 大げさと言うなかれ。 カラスの追尾を振り切るハイタカ。 浮かんだり潜ったりいそがしいキンクロワジロ。 空間をきりさいて滑空するカワウ。 茂みに身を寄せるメジロ。 ごっちゃに聞こえるヒヨドリとシ…

で、昼呑み。 この先何をしたい、が特にない、ということが今日のお相手との共通項。 しばし、軽安。

特に共通の利害はないけれど、善意で結びつく間柄。 今後100年の計は、これだ。 この国の人一般にとって、ということだが、大きなお世話だと思うので、とりあえず、当方の御旗。 これが昨今なかなか難しい。まず、すごい勢いでの「国際化」がありますね。…

とかなんとか言って、単にトホホ根性が弱くなっているだけじゃないの、という識者の指摘が昨日あった、T氏だが。横からずばっというのは女の特権だが、女だけじゃないか、たまたま身近にいて性別が女だったからか、ともかく、そういえばそうか、と得心したの…

この何日間か用事なく浮世離れしていたので、例の感じだ。 書いても自分でもちっとも面白くないのだが、それが日常のすべてなので、しかたない。 おととい、だと思うが、空も青いし雲も白いってんで、いつものようにとなりの空地に遊びに行った。 で、いつも…

子規と遊ぶ

波は森まゆみさんの連載だけが楽しみだ。子規と直接、というのはこちらが露骨に位負けするところがあるので、手練れのガイドがあると助かる。 今回、特に、瞠目すべき引用があったので、そのまま載せる。 ベラボーメくそをくらへと君はいへどコン畜生にわれ…