啓発舎

マジすか? マジすよ

◆文学しようと図書館に行き、以下を借りてきた。

 評伝ナンシー関
 中世の文学 無常  唐木順三
 松永久秀の真実 藤岡周三
 鳥の雑学 柴田佳秀
 アドルノ 音楽・メディア論集
 東京から現代アメリカ映画論議 黒澤清 蓮實重彦

全然「文学」がないではないか。

実は「純」文学をなんとかしようと思っていたのだが、書棚をうろうろしていて、どれが「純」でどれが純以外、ということは「不純」か、まるでわかっていない、ということに気がついた。
えーと。漱石は「純」だろ、鴎外もそうか。百�瑶はどうだ、三島は大衆か。
ここまで言うと、当方が「純」とそれ以外を区別すること自体を莫迦にしきっているな、と思われる向きもあるかもしれないが、そして、非常にしばしば、当方が真剣であればあるほどその種の誤解を受けるので、改めて言うが、「純」なるものを追求したい、切に。

ということで、純文学は、またこんどにしよう。

ほんとは、この、文学という表記を片仮名にしたい、という誘惑に3日前ぐらいから駆り立てられているのだが、富岡多恵子さん、この人は文学でしょうね、がエッセイで普通漢字で書く言葉を片仮名にする技をつかってニュアンスを出すことをよくして、それはそれで面白いのではあるが、たまに少しそれが障る、とはいわないが、ちょっとなあ、と思うときがあるので、ブンガクとカタカナで書くのをやめにする。書いたが。
いっとくが、富岡さんの書くもの自体は割と好きだ。


日本語は難しいですよ。


◆午後から雨が降りそうで、気温も低い。
で、図書館。陰気な気分で帰り路、路地で近道するので人どおりは普段からないが、小鳥も全然いないのは、どんなもんか。君たち少し義侠心が足りなくはないかね。こういう時こそ盛り上げてほしいですよ。
早朝のうぐいす君も、今朝は、お見限りじゃないか。

で、お定まりのビールワイン。
明日は、ドレスアップの用事あり。
先生のように燕尾服とまではいかないが。