2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧
書名 活字のサーカス 著者 椎名誠 出版社 岩波書店 岩波新書 最近サイクルが早いから、まだ、絶版になっていないか心配です。 この人とのつきあいも長い、こちらから一方的だが。 1978年か79年に遡る。 御茶ノ水、神保町のあたりを徘徊するのは、中学…
曲 弦・打楽器・チェレスタのための音楽 作曲者 ベラ・バルトーク 演奏 小澤征爾 指揮 桐朋学園オーケストラ 会場 郵便貯金ホール(当時) 年代 1980年か81年 バルトークについては、言いたいことが山ほどある。かつて私のアイドルでした。高校のころ…
タイトル アフター ザ ゴールドラッシュ 演奏 ニール・ヤング 西表島に行ったとき買った焼酎を飲んだ。酔っ払っただ。ニールヤングのアフターザゴールドラッシュが、なぜかかかっている。おお、いとしい70年代前半。 さっき、T氏と電話で話していて、あん…
あまりにおいしかったので、ちりめん山椒を自作した話。 この食べ物については、京都に来て以来、おいしさに目覚め、それこそ、あらゆるお店のものを試食しまくりました。 効率的なのは、デパ地下、特に京都伊勢丹です。ここのB1を徘徊して、漬物だの和菓子…
京都国立博物館に行って、大絵巻展を見てきました。 朝10時半ごろいったのですが、既に入場制限をしていて40分待ち。 降りそうでふらない不安定な空。待つのは大嫌いなのでどうしようか、と思ったけれど、折角来たので、並んではいりました。 良かったで…
タイトル Ghost in the Machine 演奏者 The Police クラシック系とそれ以外と交互に出していきます。 クラシック系以外の初回は、この人だ。 なににしようか迷ったのですが、初回から、暑苦しく、情念をどろどろ語るというのもなんなので、クールにいきます…
書名 西表島ヤマネコ騒動記 著者 横塚眞己人 出版社 小学館文庫 毛色のかわったところで。 これは、去年の9月西表島に行った時、ひまで、ホテルの売店で買ったもの。 読み出したら、やめられなくなって、一晩で読みきりました。とことん面白い。 特に、当方…
芸域を広げます。本から音楽へ。懐かしい音楽の話。 なるべく、なにがしか、自分の体験と交差する音楽について、記してみます。 初回は、これだ。曲 モーツァルト 交響曲第29番 指揮 ペーターマーク 演奏者 東京都交響楽団 日時 1980年ぐらい 場所 東…
書名 一握の塵 著者 イーヴリン・ウォー 出版社 彩流社 イーヴリン・ウォーの翻訳は、ほとんど、ほんとうは全てといいたいけれど、読んでいると思います。 まだ翻訳がでていない時分、ペンギンの原書を買ってきて、Decline and Fallを読んだこともありました…
書名 「世界の音を訪ねる」 著者 久保田真琴 出版社 岩波書店 岩波新書 CDつき。 この人、昔、新宿のルイード(つぶれたけど)でライブやってるのを見に行ったことがあります。そのころは、当時の奥さんの「サンディーとなんとか」というバンド名だったと思…
全国で3つしかない国宝茶室のひとつてある、待庵というお茶室に行ってきました。京都山崎にある、妙喜庵という臨済宗のお寺の中にあります。 いただいたパンフレットによると、「千利休独特の構想で建てられ、現存する茶室建造物としては日本最古のものであ…
書名 良寛詩集 禅入門12 著者 入矢義高 出版社 講談社 良寛です。この複雑な詩人について、今のところ、最も共感できる人間像を提示している一冊だと思います。 大きな本屋さんに行くと、この人に関する本は、ややもすると、棚半分ぐらい占めていることが…
書名 物いう小箱 著者 森銑三 出版社 講談社文芸文庫 著者の森 銑三 さんは、近世日本文学の旺盛な研究者。これは、研究のあいまに、筆のすさびのように、和漢の題材を集めた「奇妙な味」の短編集というところでしょうか。 軽み、妖しさ、あたりを、春の宵に…
久しぶりに、碩学 井筒俊彦先生の「意識と本質」(岩波文庫)を拾い読み。イスラム神秘主義にはじまり、禅、宣長、マラルメ、朱子学、ユング→易、ユダヤのカバラー、などなど、およそ、「本質」を探究する古今東西の宗教、哲学、行、のデパートのような内容…
書名 自我と<力動的基盤> 著者 マイケル・ウォシュバーン 出版社 雲母書房 トランスパーソナル心理学の理論書としては、いま翻訳されているもののなかでいちばんバランスがとれています。 第五章以降、俄然面白くなります。特に秀逸なのは第七章。「魔境」…