啓発舎

マジすか? マジすよ

読書

神保町で打ち合わせ。 途中で、当方のビジネスの手法について話を聞きたい方がいるがどうか、と。 おいらの話など、ほんとに、参考にもならないのではあるが、世の中には物好きもいるもんだ。 話す。頭を冷やそうと、そこらを歩きまわったら、いつのまにか古…

◆きのう市ヶ谷の文教堂で「バカむかしばなし」にはじめて遭遇した。 「むかしばなし」ではあるので、一時、いろんな書店で児童書のコーナーを徘徊したのであったが、みつけることができず、しばらく前に捜索を断念したのであった。 ダイオウイカの撮影とどち…

王維詩集をながめていたら、こんなのに出くわした。晩年唯好静 萬事不關心

寝ていると本を読む。 ◆西行論 吉本さん。特に僧形論 ◆王維詩集 ◆ショーペンハウアー 笑える。 ◆BRUTUS メローな音楽 特集 買うの久しぶりだが、この号の編集は、ちょっといいぞ。 業界内輪ではない人選なので、選曲ばらばら、ずいぶん情報がつまって…

今昔物語、ばっかりだ、毎晩。 悪行編。 臥す、という動詞がこれほど色っぽいものだったか。 二人臥しにけり。この一語だけで今日日の物書きは5ページは書くな。 あと、奇異。あさまし。 あさまし、と思ひて云々。 これはつかえる。世の中、あさましいこと…

◆寝るときは、本を手にとる。40年来の習慣。昨夜たまたま書棚からフーシェをひろってしまい、寝るどころか起きてしまった。よくあることだが。 奥付けをみると1976年1月20日。第二刷。 駒場の政治学の授業で、佐藤誠三郎が読めといったから生協で買…

◆正法眼蔵の随聞記のほうを読んでいる。 えじょうの主観がはいってる云々は、そうだとして、ほとんどとりつくしまのない眼蔵本編にくらべ、人間道元の、隙のようなものが垣間見えるのが面白い。元気でる。 猫のエピソードが肝だと思うのだが、いきなり切って…

きのうは終日、禅だのユングだの、書棚の本をひっぱりだしていた。 ユングと久松真一氏の対談など、すれ違いぶりがおかしかった。 ユングは、オカルト、なんだと思う、当方も。 マンダラでも、なんでも、自分の裡にある映像を、すぐ理論化しちゃんだよね。 …

で、じゃあ整理するとして、どう、簡素にするか。 折角なのでこのところのまさに枕頭の書、徒然草に登場願おう。 ところが、兼好さんは、この点になると、自分をひっこめて、他の書物を引用する、ここにこう書いてるよ、と。 一言芳談。 もう、あとは死ぬだ…

で、西村賢太。「苦役列車」。 ◆おもしれえじゃねえか。 ◆自分ではどう思ってるかしらないが、おぼっちゃんですね、この人。 ◆山田詠美氏が鋭く指摘していたが、「ぼく」「おそば」「お刺身」はないだろう。 ◆他に当方が気づいたのは、「弁当を使う」。文芸…

◆小向美Ψ子。 実はよく知らない人だが、前回の騒動のとき、事務所のガードがもうなくなったからか、街頭で無防備状態でマイクを向けられ、べそかきながら男がらみのいきさつをぼそぼそつぶやいていたのが妙に印象に残った。 女のいじらしさ。大目に見てやれ…

書名 定家明月記私抄 著者 堀田善衛 出版社 新潮社 この地に来て2回目の夏になる。 連日34度35度が、もう30日以上か。東京より常に2〜3度高い。この2〜3度は大きいです。しかも、たまに、少しすずしい日があってほっとする、ということがない。連…

書名 西表島ヤマネコ騒動記 著者 横塚眞己人 出版社 小学館文庫 毛色のかわったところで。 これは、去年の9月西表島に行った時、ひまで、ホテルの売店で買ったもの。 読み出したら、やめられなくなって、一晩で読みきりました。とことん面白い。 特に、当方…