1年間ばかなことばかり書き続けたので、最後は重厚な題材にあたりたい。
火曜サスペンス劇場だ。
このシリーズがある限り、おれの老後は安泰だ。再放送だけど。
今年にはいって、取調室あたりからだったと思う、見だしたのは。
あと、鬼面なんとかと、わが町。
本放送ではいずれも全然見たことない。
wikipediaでみたら、90年代ですね、全部。
ねぐらにたどりついたらテレビなんかやってねえよ、という時代でした私は。
取調室というのは、いかりや長さんが容疑者をおとすという約束事のシリーズであるが、当方が続けてみることになったきっかけは、本筋とは全然関係ない。
担当刑事2〜3人で定食屋で昼飯を食うシーンがやたらにあるのだが、これが旨そうなのであった。
飯を食いながらあらすじを反芻し、今後の展開のヒントもそこでつかむ、みたいな、ドラマの進行上必要なシークエンスであることはもちろんわかるが、そんなことより、いかりやはじめおやじが背中を丸めて焼き魚定食を食うという景色そのもの。
さっき見たわが町というのは、月島辺りの所轄のはなし。
蟹江と渡辺謙が、掘割の橋の上で言葉を交わす。
ストーリーには女がからむが、まだこのころは、男に踏み台にされる女の悲哀、みたいな筋立てが多い。
いま、そんな設定が成立するか、現代もので。
20年の歳月は大きい。