啓発舎

マジすか? マジすよ

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ビールの思い出

きつい一週間だった。自分へのねぎらい・・・といっても、例によって、エビスの中瓶一本。 凍る一歩手前まで冷やす。グラスも冷やす。ただし、グラスは冷やしすぎると、注ぐとき細かな板状の氷ができていまうから、冷やしすぎないこと。 この、キンキンを喉…

門外漢のミステリー

雨降りだからミステリーでも勉強しよう・・・か。 少し気が重い。このジャンル私の出る幕は、おそらく、ない。 中学の頃から、もう専門家がいて、この世界と、あと、SFね。知識の奥行きが全然当方などと比べ物にならない。不思議とそれぞれ専門家はどちらか…

題名 自由の幻想 監督 ルイス・ブニュエル 場所 岩波ホール 年代 1976年ごろか 単刀直入。映画の話。 映画については、実は、いままで抑えていた。リゲティについて書いたとき、ついでにキューブリックの話をしてしまったことはあったが。 解禁する。 初…

想い人来る

この30年当方が密かにお慕い申し上げていた方が、この秋、訪日される、という報を今朝の朝刊で知った。神戸にいらっしゃる、とのこと。 胸がときめいた。 初めての出会いは中学三年のころだ。私のルーツは、ぜんぶ中学時代だ、 一目ぼれだった。その、花の…

ブコウスキー

書名 ブコウスキーの酔いどれ紀行 著者 チャールズ・ブコウスキー 出版社 河出書房新社10年ほど前、仕事の関係で、何をしても組織が壁になって自分の前に立ちはだかる、自分のちっぽけさが沁みる。環境のせいにするのは簡単だ、だけど・・・そういう時期が…

曲名 ブランデンブルク協奏曲 作曲者 J・S・バッハ 演奏者 N響有志(永峰 ほか) 場所 上野 奏樂堂 日時 03年12月 一番最近実演で聴いたバッハ。2年半前だ。 この人について言い出すととまらなくなる。今回も、意識の階層構造とバッハ音楽の受容、要は…

回復

中3日のブランク。夏風邪にやられ、仕事から帰ると寝るのがやっと状態が続いていました。今日は、休暇です、昨日予告して。 サマセット・モームが、なにかのエッセイで、執筆に臨む心得かなにかについて書いていて、いくつか列挙したなかで、「上機嫌である…

トーゴたのむよ

暇話。 風邪の月曜日。なんとか一日終了。 というわけで、サッカーだ。当方、門外漢、4年に一回サッカーファンになる、一般的な日本人。 前回もそうだが、特に贔屓でない国どうしの試合の時、開始時はどっちを応援するでもないのだが、見ていると、どうして…

伊丹十三

書名 日本世間噺体系 著者 伊丹十三 出版社 文芸春秋 風邪いまだ全快せず、今日は一日、なにもしない、ということをすることにしました。ゆるやかに時間が流れ、いい気持ちです。 で、こういう時には、肩のこらない本を、ということで、伊丹さんと遊ぶことに…

曲名 悲愴 作曲者 チャイコフスキー 演奏者 東京芸大の寄せ集めオーケストラ 年代 1980年か81年か79年だったかもしれない 場所 芸大(文化祭 芸術祭といったか) 夏風邪ピーク。一日雨だし。ついにバチがあたったか。なにか景気いいことないか、とい…

週末へ

今週は、身すぎ世すぎでいろいろあって、たいへんでした。そんなときでも、時間は万人に平等に流れ、こうして週末を迎えています。やれやれ。 さっさと仕事を切り上げて、まだ日の残る北摂の竹薮を、愛車オレンジ3段ギアで気晴らしに走り回ってみました。 …

書名 カンディード 著者 ヴォルテール 出版社 岩波書店:岩波文庫(旧版 吉村正一郎訳 星ふたつ) いまの若い人たちは、星ひとつ、とか星ふたつ、というと、堺正章の「星ふたつ、いただきました!」という、テレビのシーンをイメージするかもしれないが、そ…

トホホの1日

一回休み。 今夜は職場の送別会で、さっき帰りました。トホホ。 今、当方含め、日本の企業社会は構成員相互間でも決して脇を甘くできないですから、飲み会などは、特に油断もすきもないです。今日は、どうやら無事に終わったようだけれど。酒量に気を配り、…

今日、リゲティ氏の訃報に接し、当初の予定(ヴォルテール)を変更します。曲名 Continuum Fur Cembalo 作曲者 ジェルジ・リゲティ ごたぶんにもれず、この作曲家との出会いは「2001年宇宙の旅」だった。 映画館はテアトル東京。観たのはいつだったか、…

梅酒の思い出

暇話。 梅酒を仕込みました。 近所のスーパーに行ったら、梅酒をつけよう、コーナーがあったので、キット一式衝動買いしてしまった。 梅を洗い一個一個タオルで拭いて、広口ビンの底に並べる。氷砂糖をひとつまみ。また梅を並べる。最後にホワイトリカーをな…

曲名 任意の合唱曲 作曲者 ガブリエル・フォーレ 今日は、音楽、しかもクラシックの番です。季節柄、フォーレ、なんかどうだろうか。 とは、いっても、他人をだしに自らを語るスタイルが定着したいま、また、脱線に次ぐ脱線で、なんの話かわからなくなるこの…

書名 昭和の文人たち 著者 江藤淳 出版社 新潮社 京都寺町通に「三月書房」という、知るひとぞ知るしぶい本屋さんがある。文学オタクの本屋。新刊書中心ではあるのだが、品揃えがしぶい。東京でいえば、そうだな、「書原」のようなかんじか(書原:説明略 は…

タイトル ライヴ/ジョニー・ウィンター・アンド Johny Winter And 演奏者 ジョニー・ウィンター・アンド 今晩は。今夜は、よいこの皆さんを70年代初頭のよき時代にお連れいたします。 実は、単に中学の頃の文化祭の話がしたかった。 当時、学校には学生運…

谷岡ヤスジ

書名 ギャグトピア 著者 谷岡ヤスジ 出版社 白夜書房(だったと思う) 天才谷岡ヤスジ画伯について、いまさら私があれこれ言えることはない。 この人についてだけは、この小さな胸にしまって、私だけの思い出として大事にしておこうと思っていた。 ところが…

書名 天人五衰 著者 三島由紀夫 出版社 新潮社 三島とのつきあいも長い。小学校6年生以来だ。 なぜ、小学校6年生か。例の事件があったからだ。1970年。 集中的に読んだのは、中学のころだが、世の中にでたころは、もう書棚に一冊もなかった。 この人に…

曲名 Op118 6つの小品 第2番 間奏曲 作曲者 ヨハネス・ブラームス 今日は、クラシック。ブラームスだ。 この人については、結構好き嫌いがはっきりしていて、なにあのおじさん、曲をいじくりまわして厚ぼったくて、という向きがある。実は私もそうだった。…

タイトル ハンバーガーコンチェルト The Hanburger Concerto 演奏者 フォーカス Focus 音楽 クラシックじゃないほうの番。 音楽について言いたいのか、昔話をしたいのか。 1973年から4年のころ、ロック全盛だ。当方中学から高校の生意気盛り。 ビートル…

書名 無絃琴 著者 内田百間 出版社 旺文社 旺文社文庫 内田百間(あるいは内田百輭)については、私も少しは語る資格があると自分で思っている。 きっかけは上に掲げた旺文社文庫。この、文庫の出版ではそれほど名の通っていない出版社が、突然、怒涛のよう…

唐招提寺に行ってきました。

電車の宙吊り公告に、関西地区の行事予定のようなものがあるのですが、それで一行か二行、鑑真和上特別拝観について書いてあったのに気づき、早速でかけました。 唐招提寺は二回目。忘れもしない、一回目は、鑑真御廟の前庭で、美の不意打ちにあったのだった…