啓発舎

マジすか? マジすよ

2007-01-01から1年間の記事一覧

恒例 京都花見ひとり旅

京都で花見。 10時ごろ京都駅。 京都御所へ。二週連続。糸桜は終わってました。 京都御所一般公開で、雅楽の公演に遭遇。 緩やかな舞い。 能ばかりみているせいか、舞いの動きは少し緩慢に感じられました。 やおら中腰になったかと思うと、両手でコマネチ…

書名 日本文化における時間と空間 著者 加藤周一 出版社 岩波書店 近頃本を読んで、このくらい、言いたいことが噴出したことはない。 どこから手をつけていいかわからない。 当方、この2年間、ずっと、わだかまっていたのが、まさに「日本文化における時間…

米軍バンド

毎週火曜日はスポーツクラブ。 このところ、クロールきっちり1000メートル泳いでいる。 気分は北島だぜ、気分だけは。泳ぎも違うか。平泳ぎじゃないし。 しかし、休み休みやっと1000メートル消化してサウナでひーひー言ってると、1500メートル自…

芭蕉と桜

午後、仕事場の近くの桜をぼんやりながめていて、芭蕉の句が浮かんだ。 さまざまの こと思い出す 桜かな さっと読み下すと、俳句だか、ひとりごとだかわからないようなすらっとした句だが、しみじみ名句だと思います。 ほんとに、桜を見ていると、そのころあ…

眠りの森へ

ハナレグミの歌のタイトルではない。当方の昼寝の話。 午後、寝転んで本を読んでいたら、気絶するように眠りに落ちたようだ。 眠りから醒めるというより、意識を回復るという感じ。 深海から浮上するような。たっぷり小一時間かけて海面に浮上。 なんとも甘…

御所の桜

京都御苑に糸桜を観に行ってきました。 美しかった。 ソメイヨシノは桜の優等生、楷書の美しさで安定していますが、枝垂れは、ややもすると、お化けだぞ、になってしまい、なかなか油断できません。円山公園の例のやつがその典型。この樹、よくカラスが止ま…

文字表現の昨今

とっくにいろんな人が言っていることだが、ブログ、SNSの功績は、普通の人の面白さを引き出したことだ、と、週刊誌を立ち読みしていて、しみじみ思った。 説明する。 毎週木曜日、出版社系週刊誌ニ雑誌を立ち読みする(たまに買う)という習慣をかれこれ3…

賠償さん お久しぶり

暇話。 いまNHKで賠償千恵子さんがでています。 お声の美しさはあいかわらずです。 料理を作ったり食べたりしていますが、まるで地です。おかわりしてました。 ベッキーがよく対応しています。いい子だね。 あの、その、おぐしも、飾り気なくて。 花は盛りに…

「朝日」の「黄昏」 

ご多分に漏れず、新聞をとらなくなって久しいのだが、今日、久しぶりに朝日新聞を手にとって、おどろいた。 記事でなく、広告。 通信販売だの、なんだのかんだの、すっかり猥雑になりました。 朝日は、広告が好きだった。特に書籍。一時、母親の強い意向で読…

やまだ眼

久しぶりに本の話です。 書名 やまだ眼 著者 山田一成 佐藤雅彦 出版社 毎日新聞社 新刊。新刊について書くのは初めてじゃないか。 先週、お彼岸の日、お能の帰りにスタンド(という名前の新京極の飲み屋)で一杯やってから、四条のジュンク堂で立ち読みして、…

さん喬師匠の妾馬をみる

さん喬師匠の「八五郎出世」を見る。NHKの「日本の話芸」。 さん喬師匠は当方の贔屓の噺家、NHKでも同じ番組で以前「中村仲蔵」を粋にやっていた。 八五郎出世、というより妾馬といったほうがしっくりくるが、この噺も好きな噺。 という訳で期待は高まります…

能楽特別鑑賞会 河村大 師の迫力

国家指定芸能 能楽特別鑑賞会 第12回京都公演 京都観世会館 凄かった。 まずは番組から。 ○金剛流能『通小町』 シテ:今井清隆 ツレ:廣田泰能 ワキ:谷田宗二朗 笛:帆足正規 小鼓:伊吹吉博 大鼓:石井喜彦 ○観世流能『二人静』 シテ:杉浦豊彦 ツレ:浦…

ウォークマンにいれたので、今日、久しぶりに4ウェイ ストリート(4Way Street Crosby,Stills,Nash,&Young)を一気に聞いた、サザンマンとかキャリーオンの長いアドリブを含めて。 On The Way Homeのマーティンのシャリシャリした宝石がきらめくような音、た…

伴大納言絵巻 雑感

きのう、NHKの新日曜美術館で伴大納言絵巻の再放送を見た。 当時の世界を見渡してこれに比肩するものがない、というようなことをゲストの先生が言っていたが、ご同慶である。 今回の調査で明らかになったさまざまな知見に、当方すげーなあと感嘆するのみだが…

触感で掴む

昨日、京都で、決しておおげさでなく、あしかけ50年生きてきて初めて、という体験があった。 以前から、焼き物の類の見分けには、全く自信がなかった。 それなりに道具やを覗いて見るのだが、これは、いいもの、といわれても、その良さがピンとこない。 ま…

京都 観世能楽堂

今日は、能楽にひたった一日。 京都観世蛍雪会に行ってきました。 京都観世会館 良かったです。 番組は以下。 ○『老松』 シテ:古橋正邦 ツレ:橋本忠樹 ワキ:福王和幸 ワキツレ:永留浩史・喜多雅人 アイ:安東伸元 笛:森田保美 小鼓:林光寿 大鼓:河村…

シラクのえぐさと普遍的な「美」

今朝の春秋に触発されて書く。 京都をうろついていると、シラク伝説に良く出会う。 曰く、こないだ、ここの骨董屋でシラクが値切っていた、吉兆は飽きたから、どこか他へ連れて行けと駄々をこねた、等。 割烹のおかみだの、二流どころの道具屋がネタ元だ。 …

鈴木登起子 讃

ふたつまえの記事で、声が音楽というようなことを書いたが、好個の例がある。今現在NHKでやっているが、鈴木登紀子さん。きょうの料理。 「そう、そ」という合いの手というのだろうか、相槌が色っぽくて、かわいらしくて、なんともいえないです。 間が絶妙。…

近所の公園に散歩。 寒く、風も結構ある。閑散。 早春の木立は、厳しく、見ていて飽きない。 大きな池があるのだが、葦の類が群生していて、水面に幾何学的な模様を作る。大きな水鳥がギー、と空間を裂くように鳴いて飛んでいく。空気は冷たいが、たまに薄日…

7日の水曜日、ヨドバシ梅田でウォークマンを買った。

音楽を聴くためではない。通勤時、駅および電車内で拡声装置から間断なく垂れ流される雑音から身を護る策としてだ。音楽よりも、ノイズキャンセラー機能が目当て。 早速帰りの電車で装着したのだが、劇的な効果があった。もっと早く買えばよかった。そもそも…

この週末は完全にオフ。掃除洗濯買い物料理以外なにもやらなかった。日曜の午後になり、さすがに散歩でもと思い立ち、近所の公園へ。 春の陽気。小ぶりの梅園は紅梅白梅がまっさかり。 去年は隋心院に「はねず踊り」を見に行ったな。1年たつな。このニ三日…

ヘレン・ミレン

ヘレン・ミレンがアカデミー賞受賞。ご同慶です。 ゴスフォード・パークのクライヴ・オーウェンとのからみは泣けた。

2月21日(水) シネマヴェーラ渋谷にて。○題名 ディスタンス ○監督・脚本・編集 是枝裕和 ○キャスト 敦 : ARATA 勝 : 伊勢谷友介 実 : 寺島進 きよか : 夏川結衣 坂田 : 浅野忠信 菊間刑事 : 中村梅雀 他 実は、設定、ストーリーの展開には、当方、個…

お稽古

お茶のお稽古。 今日はお点前を通しで習いました。全然わからない。 陶芸家のお弟子さんと同席。 お茶碗に対する見方が、素人と全然違う。全てが「美」という一事に奉仕する仕組み。 昔の人はよく練り上げました。相変わらず五感で感得する情報量が過剰。慣…

大阪へ

雨。午前中蕨方面で仕事。 神田菊川で家族と昼。いつもながらここの鰻は迫力あり。重箱からはみ出た尾っぽが、売りです。 新装なった千疋屋で、茶。デコポンパフェ、1800円也。 そのまま東京駅からひかりに飛び乗り。 駅は小雨模様でしたが、熱海の先で…

東御苑から市ヶ谷へ

22日(木) 朝から甥の人生相談。月曜から拙宅に通いつめ、今朝やっと会えた、と。 その後、丸の内。東御苑から北の丸公園。近代美術館のアクアで昼。とりのロースト美味。 神保町で時間つぶし、市ヶ谷でとり氏。 場所は市ヶ谷、時間は晩の6時、という、仕…

21日(水) オフ。この日は、なにかと、てんこ盛りでした。 朝から、新国立美術館。六本木。 ポール・ボキューズのレストランが、朝11時にして、ランチ3時間半まち。長蛇の列。 別のカフェでビール飲んで腹ごしらえ。 暇なので、歩いて渋谷まで。天気いい…

雨の神保町

20日(火) 神保町で朝から仕事。おおむね予定どおりの方向で打ち合わせ終了。 話かわるが、神社の大鳥居は、この、ただ存在する、という感じが、当方の琴線に触れる。でかければでかいほど、いい。 意味だの是非だの問うな。ただ単にここにある、これでいい…

東京ディズニーランド

さて、月曜日だ。オフ。 朝起きて予定なし。後楽園(庭園のほう)か成田のお不動様か、というのがトリ氏のプラン。 梅ですね。 と、不意に、まったく不意に「ディズニーランド」の存在が当方の脳裡にうかび、口走ったところ、即決した。 正確に20年ぶり。前…

新宿で用事

2月18日から23日まで東京。以下、その記録。2月18日(日) 朝10時ごろのひかりで東京へ。小雨。名古屋あたりで青空が見え、富士山も拝めた。このところ富士山 品川で降り、そのまま新宿で用事。 そんとに久しぶりに翡翠宮で昼。味は月並。 新宿中央…