6月13日付け日経朝刊文化欄。
このところ、日経とNHKばかりで当方の情報源の少なさがあからさまだが、いいものはいいのだからしようがない。
編集委員の方が拓本の展覧会を紹介していて、その文章が良かった。
記憶頼り。
心が屈したとき、拓本をみると、うちわで後ろから扇がれるような気分になる、というような内容。
一通り世の中を閲した年齢で、心屈したときなぐさめになるもの、をもっている人は、心豊かな人だ。
拓本にはまるで疎いが、間違いなく心豊かなこの編集子が「うちわであおがれるような」心持ちになるのだから、きっと奥深い世界なのだろう。