K氏来訪。
16日(土)朝から晴天。暑くなりそう。
10時ごろ蹴上→南禅寺→金地院→永観堂(お茶)→平安神宮→昼飯→青蓮院→智恩院→八坂神社→「スタンド」で一杯→錦市場→京都伊勢丹の屋上
という日程。
金地院の「八窓席」は初めてだったのですが、明るいお茶室でした。
三畳台目なのですが、広く感じられました。
小堀遠州氏は、話の分かる奴、という感じがしますね、こういうお茶室をみると。
他に、等伯の襖絵。
しばし、おじさん二人で方丈に座り、例の鶴亀の庭をながめる。
このお庭を見るには、今日のような陽射しの強いお天気が、一番良さそうです。
まぶしいまでの白砂と奥の日陰の緑のコントラストがはっきりして、明るい印象。
鶴だの亀だのの能書きはどうでもいいのだが、石は、ちょっと多くありませんか。
真ん中になにも置かないのは、設計当初、奥の東照宮を引き立てるため、だとのことだが、木が成長していまは臨めない、とのこと。
実際に庭の奥にある派手目なお宮がほんとに見えたら、キッチュな庭になるだろうな。
とりあえず見えなくてよかった。
遠州さんはお茶目だな。
そういえば、稽古で、遠州七窯のひとつ、しどろ焼きのお茶碗でお点前したことがあったが、軽い、きれいなお茶碗で、気に入りました。
遠州さんのセンスは、少しわかるような気がする。
俗気にほっとする、というかんじ。
永観堂は、俗臭紛々という印象が強く、中にはいるのは久しぶり。
建物は相変わらずだったが、意外や、お庭は良かった。苔、石の何気ない配置。素直に美しいお庭だと思いました。
茶店で抹茶及びわらびもち。おやじ二人で小一時間ぼーっとする。人気あまりなし。毛氈、傘の赤と、白砂の白、苔の緑の、鮮やかな対比が気持ちよい。
ご縁があるのか、またしても鴨のファックを目撃。写真もとった。ゆすってやろうか。
平安神宮の大鳥居さまを見渡せるレストランのテラス席で昼。ワイン2杯。まわりは、こじゃれた女の二人組ばかり。当方おやじ二人で・・・これはもういいか。
青蓮院の楠木さま。
智恩院。今日は医師団、じゃない、石段を登りきった。暑いぞ。
鴨川の川床がどこも昼休みでやっていないので、新京極の「スタンド」で生ビールと枝豆。やっと「おやじ二人」が溶け込める環境に行き当たり、ほっとする。
京都駅でお見送り。
初夏の一日、閑散とした京都に遊ぶ。