タイトル Ghost in the Machine
演奏者 The Police
クラシック系とそれ以外と交互に出していきます。
クラシック系以外の初回は、この人だ。
なににしようか迷ったのですが、初回から、暑苦しく、情念をどろどろ語るというのもなんなので、クールにいきます。
ポリスは、もとから好きだった。ロクサーヌなんか、大好き。
このアルバムも出たとき聞いて、かっこいいとおもってました。CDみると、1981年とクレジットされているから、たぶん、そのころ聞いたのだと思う。
全部いいけど、一曲目の Spirits in the Material World に、交差するできごとあり。
1983年4月、生まれ育った東京を後に、札幌に飛び立った、会社に入って初めての赴任地。
そのころの彼女、当方の家族、中学高校(これは一貫だからあたりまえ)大学、と共通の友人何名か(このうち一名が、その後、その彼女にちょっかいをだして、そして・・・という話もあるのだけれど、それは本題ではない)といった、相互に関係のうすい見送りの人々。
なんとなくトホホ感を覚えながら、JAL(だと思う)に乗り込んだのでした。
で、窓から外の景色をながめながら、イヤホンで音楽を聞いていた。ヒューマンリーグとか、カルチャークラブとかやっていた、懐かしいね。
「まもなく千歳空港に着陸します、シートベルトをおしめください」のアナウンス、窓の外には、千歳近郊の、落葉樹林。墨絵の世界ですね。高度を落とし、キーンという、例の金属音。
そんな中、この曲がかかった。
スティングの甲高い声。アンディー・サマーズ(私、この人好きです)の無機質なギター、が、その時の状況に、完全にシンクロした。白と黒の景色、機体の金属音、なんとなく寒い、隙間風の気分、それにこの音楽。
音楽を、美しいと体で感じる瞬間でした。
もう20年以上前の思い出です。