2006-05-19 物いう小箱 書名 物いう小箱 著者 森銑三 出版社 講談社文芸文庫 著者の森 銑三 さんは、近世日本文学の旺盛な研究者。これは、研究のあいまに、筆のすさびのように、和漢の題材を集めた「奇妙な味」の短編集というところでしょうか。 軽み、妖しさ、あたりを、春の宵に楽しむにはもってこい。 全集本はもっていたのですが、今回、文庫ででて、拾い読みしやすくなりました。 イラストレーターの南伸坊さんもおなじような趣向の本を、しかもイラスト入りでだしています。