啓発舎

マジすか? マジすよ

京都国立博物館に行って、大絵巻展を見てきました。
 朝10時半ごろいったのですが、既に入場制限をしていて40分待ち。
 降りそうでふらない不安定な空。待つのは大嫌いなのでどうしようか、と思ったけれど、折角来たので、並んではいりました。
 良かったです。
 信貴山絵巻も、鳥獣戯画も、源氏物語絵巻もありました。
 鳥獣戯画は、おもったより保存状態が良く、例の、うさぎと蛙が相撲をとっているところを始め、活き活きとした筆致が目の当たりにできました。
 信貴山絵巻は尼公巻という、尼さんが息子の消息を尋ねて東大寺に行く話。
 大仏様の前で時間を過ごすところが、同じ絵の中に同一人物が複数描かれることであらわされます。
 時代が下ると、絵巻も華やかになるのですが、平安、鎌倉の時代ものが、いいですね。
 
 下世話な内容のものも結構あるのですが、面白いです。屁をつもりが、まちがって・・・なんていうものもありました(福富草紙 国宝!)。
 人の表情も豊か。

 昔も今も、人は変わらない、と。

 図録、2,200円で、内容充実。

 帰り、向かいのHyattRegencyで黒服に断られ、博物館のカフェで日替わり定食コーヒーつき(ハンバーク、600円、うまし)を喰いました。