啓発舎

マジすか? マジすよ

全国で3つしかない国宝茶室のひとつてある、待庵というお茶室に行ってきました。京都山崎にある、妙喜庵という臨済宗のお寺の中にあります。
 いただいたパンフレットによると、「千利休独特の構想で建てられ、現存する茶室建造物としては日本最古のものであって千利休の遺構としては唯一のものである。」とのことです。
 わずか二畳敷きながら、床の間の奥行き感のしでしょうか、広さの感じられる、簡素で、品のあるお茶室でした。床の間の壁が天井まで塗りまわされていて(室床というそうです)、一見、洞窟か、洞穴のような印象がありました。
 連子窓からの採光のため、なかは、昼(晴天!)なお陰影があり、厳しい感じがします。
 茶の湯には素人の当方にも、この建物自体から、利休の美意識が伝わってくるような感じがしました。

 外に出ると、年に何日あるかという春の陽気、アサヒビール大山崎山荘美術館というところに、散歩かたがた行って来ました。昔の富豪のお屋敷ですね。安藤忠雄さんが建てた新館というのがあって、中にモネの睡蓮が2枚ほどかかっているのですが、建物は、やっぱりコンクリート打ち放しでした。

 今日は、眼福でした。