◆きのう市ヶ谷の文教堂で「バカむかしばなし」にはじめて遭遇した。
「むかしばなし」ではあるので、一時、いろんな書店で児童書のコーナーを徘徊したのであったが、みつけることができず、しばらく前に捜索を断念したのであった。
ダイオウイカの撮影とどちらが早いか競争だ、などとさっき見たサイエンスゼロからもちだすのは、我ながらあざとい。
どこにあったか。
タレント本のコーナーっだったのであったよ。
タレント本。
しかも第二巻。
立ち読みしたが、なんだか悪ふざけ、というかんじだったね。
さっき、自分のおちゃらかしをあざとい、と言ったが、この第二巻は、それこそ、あざとさ満載。
お笑いは難しい。
◆そこへいくと、むかしの人は、えらい。
そのあと立ち読みしたカフカの名言集はちょっと笑えた。
超訳しているようだが、どうなんだろうか。
買わなかった。
◆中島敦の短編。
青空文庫で読んだ「文字禍」。
かるみ。
◆「死のエピグラム 一言芳談を読む」吉本隆明解説
これも笑える。
◆ショーペンハウエル
お笑い。
あの世まで秒読み、観 は、あっていい。
徹底的なペシミズムもまた、あって、いい。
だけど、浄土を願い、いまを否定するのは、結局問題の先送りではないか。
おいしい、という気持ちがいやだから食べ物に水を注ぐ。
浄土でも、おいしく食べないのか。