啓発舎

マジすか? マジすよ

図書館。
芥川賞の選評を一通り読む。
前回は受賞作も読んだが、今回は読んでいない。
例の盗作さわぎをどう評価しているか、という野次馬根性。
引用の是非はともかく、震災をテーマにするなら高いハードルを覚悟しろよ。その水準に達していないから△。
という趣旨のコメントを多かったように思う。妥当な見解といえる。
震災とがっぷり四つの相撲をとっていたかは、おれは、作品を読んでいないので、わからない。そもそもいまどきの「ブンガク」を鑑賞するセンサーが自分にあるかどうかも甚だ心許ない。
自分のテーマを、実際に体験せず現場にも足をむけていない「震災」にぶちあてるのであればそれなりであれかし、という理屈に納得、ということ。



選評を読んで「ブンガク」づいたので、古井由吉さんの著作を一冊借りて、喫茶店で読み出したら、とまらなくなって読了してしまった。


少し気持ちが静かになった。