BBCに「苦情10万件」 フィリップ殿下死去報道めぐり
BBCは英王室エディンバラ公フィリップ殿下の死去に関する報道をめぐって、一般視聴者らから約10万件の苦情を受けたと、英紙サンが12日報じた。
BBCは9日、エリザベス女王の夫フィリップ殿下が99歳で亡くなったことを、放送スケジュールを変更して伝えた。
BBCは「国家的重大事における、私たちの放送内容と私たちが果たしている役割を誇りに思っている」と述べた。
件数については、2週間ごとに出される苦情報告書に盛り込まれる予定。次の報告書は15日に公表される。
フィリップ殿下の死去報道をめぐる10万件という苦情件数は、特定の番組に対する苦情としては、BBC史上最多となる。
これまでに苦情が多かった番組には、2005年放送の「ジェリー・スプリンガー:ジ・オペラ」(約6万3000件)、2008年放送の「ラッセル・ブランド・ショー」(約4万2000件、俳優アンドリュー・サックス氏にいたずら電話をかけた回)などがある。
多くの視聴者は時間の経過とともに、放送を見なくなった。調査によると、9日夜にITVを視聴した人は前週比で6割ほど少なかった。
BBCの主要チャンネルで、ニュースなどを放送するBBC Oneは、視聴者が前週比で6%減った。子ども向け番組や教育番組などが中心のBBC Twoは、通常の視聴者の3分の2が視聴せず、午後7~11時のどこかの時点でチャンネルを合わせた人は34万人にとどまった。
9日夜に最も見られた番組は、チャンネル4のリアリティーショー「Gogglebox」で、約420万人が視聴した。
BBCは10日、苦情が多数届いたことを受け、ウェブサイトに特別にフォームを設け、視聴者が放送への苦情を寄せられるようにした。
11日にはこのフォームを削除。苦情の件数が減り始めたためだとBBCは説明した。
味わい深い記事だ。
何を書くか、ではなく、何を書かないですますか。
言いたいことは自ずから浮かび上がる、という仕組み。
ひげの殿下男子誕生の際、民放各局が同じ時間帯に特番を編成したら軒並みコケて、唯一通常どおりのお笑い番組を流したフジが数字をかっさらった、との故事を思い出した。
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