啓発舎

マジすか? マジすよ

NHKの「ノーナレ」が一部で評判いいらしい。
ナレーションなしのドキュメンタリー。

よくいうよ、とおれはいう。
NHKのナレーションをわざわざ消音にして見ること10余年、違いの分かる男のおれさまには言う資格がある。
ナレーションの要諦は感情殺せるかどうかで、役者のナレーションがまだ許せるのは、彼らは、映像と音声の関係にそれなりの感受性があるからだ。
愁嘆場に感情過多の演技なりセリフなりをのせるのは逆効果だと知っている。
NHKのアナウンサー、女、は、平気でそれをやる。


高橋美鈴さん、は、個人的に知らないし、かんじからすると、たぶん、優しいおねえさんなんだと思うけれど、別段悪い感情はもってないが、日曜美術館は降板したほうがいい。


あれはドキュメンタリーではないが、絵とか、視覚に訴える、べき、内容の番組であるはずだ。
隣に座っているおとこの役者の阿呆は、だから、まだ、ましだ。空気みたいなものだから。
高橋さんはうたい上げるんですよ。
青木繁は、そうでなくても、絵、より、その生涯がやたらにとりあげられる。
今回のもそうだった。
たかが20台で死んだ若造の言動をとりあげて、苦悩する芸術家を感情こめてうたい上げる高橋さん。
生活力のない、世間知のない、うらみつらみだけの、はた迷惑の、思い込みの、食い詰めた、そこらによくいる青臭い若造ですよ。


責任は、製作サイドにある。
鈍重。凡庸。


BGMがマタイだぞ。
これは拷問だ。根負けにしてチャンネルかえたのだが、9時にはNHK音楽館があるからまたもどってこないといけないので、めんどくさいのだよ。




絵、なら絵だけみせればいい。
能書きは、ない越したことはないが、するとしてもあとでいい。
葬式の司会のトーンのみ辛うじて許される。


ノーナレの製作者が、ナレーションの弊害をなにやら方々で言い散らしているようだが、まず、身内からなんとかするのが筋だ。

たまたま最近みて腹立ったのが日曜美術館なので俎上にあげたが、性別経験に関わらず、べたべた声の甘ったれた自局アナの、感情過多自己陶酔の節回しを、まず、撲滅することから始めてくれ。佐々木健一さんよ。