啓発舎

マジすか? マジすよ

とかいってたら、さっき仕事の電話があって、当方が感知、じゃないか、関知していなかった事象について関係二社で対応したといういきさつと解決報告があった。迅速な対応もさることながら、簡明なご報告にも感服したのでその旨申し上げたら、うれしいです、と喜んでいただけたようだ。


そうかと思うとケチビシの担当者は・・・とかいいだすといつもの憎まれ口になるからせっかく気分いいので今日はやめる。
銀行はたぶんみんな大卒だ。今日電話いただいた方は現場の方なのでそうではない可能性もある。
しかして人物はといえば・・・。
そういうことです。


きのうのNHKBSのロボトミーの話には吃驚だ。
脳に外傷を与えておとなしくさせる、倫理の問題でいまはやっていない、程度の知識はおれにもあったが、度肝を抜かれたのは、使用する器具だ。
針灸の針のようなものを普通に想像していたら、写ったブツは、まんまアイスピックだった。
これを目の裏から脳に叩き込む。で、脳みそをこじる。
いくらなんでも。
後付けの正義には慎重でありたいが、いくらなんでもこれは。


いまは、機械で脳の特定部位を正確に探り当てて、とゲストの権威が解説していたが、そこを焼き切ったとして他の部位への影響はどうなのか、正確に把握、はできてないだろうな、そりゃ。というのは素人でも想像つく。
おっかないね。


脳を語る、といえば、茂木先生が一人で笑いものになっているだけかと思っていたら、最近新参の芸人がいる。
さすがになんでもクオリアでは飽きがきたのか、これから限られた「脳学者」枠とか霊能者枠とかを争うことになるかもしれない。
中野なんとかという女、の人。
月刊のほうの文春でトランプはサイコだとか書いていた。
なかみは、たばこをもみくちゃに消すあなたはサディストです、的な、たばこでわかるあなたの性格、的な、大昔の女性週刊誌性格診断レベルだ。いまはさすがに恥じらうだろう女性誌の編集も、というレベル。
この種の言い捨てに、しかし「脳なんとか科学者」みたいな肩書きがのっかると、もっともらしい外観ができる。
脳をとやかく言うのは古くは養老先生もいるが、昔から言ってるが、この人の書くものを理屈をたどって読むと、途中でつじつまがあわなくなることがよくある、おれは。
相方、というか一時期よくつるんでいた池田清彦先生の言うことは、当否はともかくとして理屈の流れはすっきりわかる。
理解するとかいうことではなく、理屈、論理として。
どうも「脳」を肩書きにくっつけた仁の「脳」の出来は、と疑問に思うおれは「バカの壁」か。