啓発舎

マジすか? マジすよ

図書館で本を返したついでに久しぶりに紙の新聞を読む。
記事は相変わらずネットの後追いで見出しをみて本文を読む気もおきず、記事より広告、特にどてっぱらの腹巻のようなポスト現代の啖呵がひときわ目を引く。
下段全部をつかって朝日がどうのこうのと、相変わらず威勢がいい。
朝日も、自分の悪口をよく載せるよ。


ところで、現代の先週の経済記事をほめたばかりでなんだが、ポスト現代の惹句というんですか色っぽい系の一行情報は、さすがにもう少しなんとかならないか。


読売を見ると、現代ポストの広告は朝日の半分の面積です。
朝日を読むおやじ(とは限らないが)のほうが、読売を読む野郎より二倍多くポスト現代を買う、とはとても思えない。その逆はあるかもしれないが。
朝日に対する意趣返しとしか思えないね、これは。
広告費二倍払っても朝日に朝日の悪口をのせる。幸い、辛嘲掲載拒否事件以来、身内の悪口でものせざるを得ない、という朝日の事情も織り込み済みだろう。


やっぱりあれかな、高い給料とりやがって、とか、エリート面しやがって、というような朝日に対して底流する温かい思いが、朝日の危機にせめて広告費で報いよう、という義侠心となって発現した、これは現象というべきか。
ハハハ。


赤勝て白勝て、共倒れするまでとことんやってくれ。


それよりショッキングだったのは、朝日の一面広告の多さ。
しかも、女の美容とか、そういうのばっかりだ。
広告は、いまや、読売のほうが品性高いような気がした。

出版内ゲバ広告戦争より、普通の広告の貧しさのほうが、朝日の苦境を雄弁に物語っている、と感じるのは、筆者のみではないだろう、と、今日は、天声人語風に締めくくりたい。