啓発舎

マジすか? マジすよ

きのう、ひと山越えて、やれやれと迎える朝の雨。


◆というわけで、わすれちゃいけませんよ、官兵衛だ。

今回は、竹中にスポットを当ててみたい。
やっとわかった、竹中は秀吉を演じているのではなく、「竹中直人」という俳優をなぞっている、ということうことを。
自分で自分のマネをしているのだ、要は。
真似は誇張につながるから、竹中の「竹中ぶり」は、これからますますエスカレートするであろう。
それならいいや、存分にやってくれ。
いま一番面白いのは、竹中直人演ずる「竹中直人」と「茶々」のからみだ。

「茶々」の前で足をふみならし非日常的な所作をするのは、歓心を買おうとして媚を売っている、というつもりなのだろうが、媚を売るというより喧嘩を売っているようにしか見えない。
こういうのを見ると、おれなんか慎みがないから、つい笑ってしまいそうになるのだが、それは正しい鑑賞法とはいえないのだろう。
究極のミスキャスト同士ぶつけることによってシュールなやりとりを撮りたい、というのが演出の意図であるとすれは、それは十全に実現した。
現代劇として味わうべき、と反省しよう。

いま辛うじてまともといえるのは寺尾と黒木だけなので、この二人がでたときのつかのまの安定感と竹中茶々の緊張感のギャップも楽しみたい。


◆「「朝日叩き」一色に思う」
 で、登場いただくのは、ホリエモンのフジテレビ買収騒動におっとり刀でかけつけたおじさんだ。
 ひとり朝日をどうのこうの言うまえに報道陣襟を正せという有り難い託宣だが、この人、BLOGOSで散々朝日をくそみそに言っていました。
 やっぱりでたか、おれさまが、あれほど、今叩いている奴は後で「そうは言っても」だけは言うなよ、と釘をさしていたにもかかわらず。
 他にもいると思うが、とりあえず目に付いたのでこの人を肴にした次第。
 別に悪意はないです、この仁、漢籍の素養が有り余って、「此の」とか書くお茶目なおじさんなので、しかも内容が心洗われるものばかりなので、そうそう、と愛読しておりますよ。
 


 そんなところですか。