仕事の打ち合わせで神保町。
わりあいまじめな打合せが済んで、やれやれという気分で靖国通りを九段の坂下から神保町の交差点方面に向かってぼーっとしながら歩いていて、なんだか、羊水のなかにいるような、不思議な心地よさを感じた。
この辺りを徘徊して足掛け40年になる、そりゃ気分も緩もうってなもん・・・だが、それだけではない、ような気がする。こういう街は大事にしたいですね。
古い街、おやじの街(或いは女の濃度が比較的薄い街)、ピークを過ぎた街、そんなところだろうか。
本屋の集積という特殊事情を措くとしても。
市ヶ谷神楽坂四谷淡路町神田新橋根津麹町門前仲町人形町。
新宿より手前の中央線沿い、というあたりか。
水道橋に向かう。北京亭。何年ぶりか。蟹炒飯よく食ったな。
で、店にはいり、相変わらずの客あしらいに耐えつつ、蟹炒飯・・・は品書きになかったので五目炒飯を注文。
はずれ。
店主あての有名人の色紙類は相変わらず飾ってあったから経営は変わってないのだろうけど、料理人の腕はまるで落ちた。
高円寺で家族と落ち合う。仕事の下見。成果はいまひとつ。
駅上のJRのやってるホテルの中華。ふつう。
冬の黄昏が当方のトホホ感と響きあう。