三回目のガラコンサートがすんで、コンクールはおわり。
◆この何日間かのおもしろの本質は、むろん、群像劇を堪能することにある。
◆それから、音楽。
この優劣は微妙で、ときに音楽への希求が勝り、またときには、袖での指揮者と演奏者のやりとりに、野次馬根性が発動する。
こういうのを見てしまうと、作り物は、お話にならない。
最終日、違う曲やるか、という期待に反して、きのうと同じプログラムが続く、要は、同じ奏者の同じ曲を続けて聞いていると。
このひとは、おれの入賞者予想にははいっていなかった。
審査委員長様のお弟子さんで、みたいな、週刊新潮みたいなこと書いたりした。
反省する。
イタリア姐さん、スペイン兄ちゃんは、芸風がわかってきて、そうなると、あとはなんだ、ということになってくるかもしれない、今後。
ゆらぎ、とか、ニュアンス、とか、そういう細部にはっとする、その連続、がショパン弾きに求められる最大の資質か、と、ぽきぽきした文章に、なってしまった。
で、時空間、と。
静謐へ、と。
すべて、美、といっても、真理、といっても、本質、といっても、いいが、究極は、そこへ向かう。
さっき北の丸で、空気の流れを、光のつぶつぶを体感したのも、おなじことです。
コンクール主催者のyoutube大作戦には、心から感謝したい。