新宿通りをチャリで紀尾井町方面に向かう。
この世の終末は近い。
こう暑いと、理屈ひっこむ。
今日は、エクセルシオーネだ。
向かいの男女二人組が帰ったところ。
オヤジ、定年退職風が声高にまくしたてるのを女がひたすら聞く、の図。
仕事ですから、というかんじ。
腕利きの保険外務員、とみた。ほんとにできる営業は、しゃべらない、ひたすら聞く。
なんで、こんなどうでもいいことを書くかというと。
この情熱が、エネルギーが、ほとんど枯渇してるな、おれ、と、ふと思ったから。
おれの言うことを聞け、という向かいのおやじにみなぎるパワーが、いまのおれさまには、ない。ほとんど枯渇といってよいかもしれない。
まわりのことが、あまりにもどうでもいい、ということはある。それは厳然として、ある。
だれに、なに言うよ、というのが、しかし、大きいよな。
自分には、ほら、言う必要ありませんから。
あさって、おそらく今日と同じような炎天下、三人で打ち合わせ、東京の西の方。