わるびしが片付いたので、先延ばししていたいじめのことでも書こうか、と書いた刹那重たくなったのでやめる。
わるびしとのやりとりも、数を恃むけちびし一味対おれひとりという構図だから数からいえばいじめみたいなもんだ、言葉は慇懃だが。
おれが、小学生ぐらいのがニ三人いるという景色を不快と観ずるのは、やっぱり当時の記憶があるのかなあ。
都会の小学生は、こどもというくくりは不適切だ。
もっと、邪悪な、生き物、カラス座敷犬の類。
おれの場合は、いまだにきっかけがわからない。
ガキ大将、という呼称には、肯定的な響きがある、数を恃んで他をいたぶることに無常の快感を覚える嗜虐趣味のしかもモラルの歯止めのない、純粋な悪がランドセル背負ってる、という奴が一人いて、手下と、クラスの主だった奴をじゅんぐりにやっつけていたのだった。
おれらがやられるまえは、コイズミくんという金持ちの息子がやられていた。
それがいつのまにか、おれ、と、もうひとり当時一緒に遊んでいたOくんが、なんか、ちょっかいだされるようになったわけ。
で、いろいろあって、気が付いたらOくんは、純粋悪にうまくとりいって、おれだけがはけ口になっていた。
まずいことになった。
で、またいろいろあって、校庭でみんあしておれをぼこぼこにするということになり。
そして。
こんなとこか。