というわけで、芥川賞の季節にブンガクをおちょくるのがこのブログのお約束になって久しいが、
さすがに。
ブンガクを構成する要素は、なにか、考察してみた。
★愛だの恋だの。
至高の愛、loveはsupremeだ、というのはコルトレーン様のお言葉だ。
コルトレーン様は、私が敬愛する芸術家であるが、このお言葉については、スープリームが、シュークリームと語感がにていることを除けば、同意しにくい。
愛はシュークリームだ、ならわからないこともない。
百回いうが、コイの本質は。
金もってコイだ。
それと発情。
性欲を伴うビジネス、交渉事、といいかえてもよい。
以上。
★女のどろどろ
これは、よくわからないので、専門家にまかせる。
★男の自分にうっとり
自分にうっとりは、実は男の専門分野
ブンガクとは畢竟それなので、おれには無縁だ。
と言い捨てるのは、まだ早い。
考えながら書いているので、この先どこにいくかわからないが。
ブンガクするのは、サルでも座敷犬でもカラスでもなくて、ヒトだから、およそヒトに関わることをぐだぐだやる。
ところで、ヒトの本質は、滑稽と悲惨に尽きるから、ヒトに関わることであれば、これがなければいけない。
なおかつ、その滑稽は、混じり気があってはいけない、純度の低いブツは、なにかと、体によくない。
したがって、うえで言った★の項目、アイだのコイだの、どろどろ、うっとり、などの小麦粉みたいのを排除して、純粋な、愚かさを抽出できたときに、そこに、はじめて、ブンガクが具現する。
だから、太田と鬼越の果し合いなんか、ブンガクそのものです、おれに言わせると。
思わぬところにブンガクはころがっている。
なんか、おさまるところにおさまったようだ。