啓発舎

マジすか? マジすよ

コルトレーンばかり聴いている。
コルトレーンは教祖様だから、ファンも信者の様相を帯びる。
どのアルバムが好きか、で、宗派がわかれる。
ジャイアントステップとかバラードとかわかりやすい初期から中期にかけてが派閥としては一番大きそうだ。おれも好きだ。
あと、晩年しかない、というカルトグループがいて、これは、声が大きいので、結構目立つ。
通ぶりたかったら、ここに身を寄せるといい。
おれはダメだ。
当方は、アルバム単位ではなく、年代ですね。
1965年。至上の愛の後。
コルトレーンは、66年になると、霊感がなくなる。
死後発表した音源を含めて、65年が、コルトレーンのヴィンテージだ。
おれはたまたまサンシップというアルバムにはいっているamenという曲でコルトレーンをつかんだ、とはっきり感じたが、その前後は、いずれも、月並みないいかただが、神がかってる。
音楽を聴くというより、中距離ランナーに伴走しているかんじ。

何度聴いても新しい。
新譜みたい。

コルトレーンの気分というのは、あるな。
やけっぱち、とか、荒ぶる、とかとは全然違う。
しんしんと潜行する気分です。