啓発舎

マジすか? マジすよ

我箱根より無事に生還セリ。
なんか、行き帰りのバスだの電車だのなんだので、大仕事だ。
マナスル登頂、古いな、なみの壮行か。
次回は少し距離を短くして、高尾山あたりでどうか、といえば、おれは、京王線にしろ、中央線にしろ、高尾に向かうちんたらが大嫌いなので、それは即座に却下。
熱海は、アレだし、どうしようか。
などと平日の昼間からぶつぶつ言ってる罰当たりなおれさまだ。


で、きのうのアメリカ男子カーリング御一行様がエコノミーからアップグレードしてもらえなかった記事は、東スポ魂炸裂の、俳味すらただよう傑作であったが、おかげで、それに触発されて言いたいことができた。


これは紛れもなく美談といってよい。
君たちがメダルをとったのはご同慶だが、我々には我々の日常がある。国家に同化して浮かれているひまはない。
デルタ航空、こないだ不祥事があったな、が明確な意図をもって下した回答だったか知らないが、おれは勝手に、そのように解釈して、これを評価する。



かと思うと、男子ホッケーカナダドイツ戦で、ドイツが勝ってしまった試合直後は別の意味で印象的だった。
ドイツチームが乱闘、のような、、仲間内での叩き合いのような、喜びよう。
優勝したロシアが国家斉唱する。
ホッケーには、血の気、というんでしょうか、国を背負う気構えが、あるようだ。


だから、一概には言えないが、おれが今回ずっと思っていたのは、国ってなんだろな、ということでした。

身捨つるほどの祖国はありや


がおれの信条なのは、それこそ何回書いたか知れないが、みんなが熱狂する運動会で赤組にも白組にも感情移入できない一緒で、小平さんやらイチゴをほおばる藤沢氏には素直に声援を送れても、かれらが背中にしょってる日の丸の旗は他人事で全然興奮しないおれを現実にまのあたりにすると、自分を観察すると、おれが疎通する人々がいるとすれば、それは国のしばりを超えた世界に求めないといけないのだな、というかんじ。


デルタ航空ベトナムの医者をぶんなぐった怪しからん会社だから、今回対応をもって、いさぎよし、とするのは早計だが、国にアイデンティティーを求めない、自分の足で立つ、しかも、それが、体レベルで、肚からできている人々とは、ビールがおしく呑める気がする。


日本人は、おれはあまり好きではないね。