株は、えらいことになってきた。
仮想通貨は、とっくだ。
投資用の不動産は、最終段階になって久しい。
およそ、「投資」に足を突っ込んでいる個人は、全員頓死か。
株は、わからんが、不動産は、多少、現場感覚がある。
今の状況は、素人が素人をカモる、そういう絵。
聞いたことないような、マンションの一室業者が、カス物件を素人にはめこんでいる。
目利き力はまるでないが、カモをみつける嗅覚、だます手管は場数を踏んでいる。
不動産に、素人さんが群がっているから、そこにカモが蝟集するから、投網にかけようというだけ。
地べたでも、ねずみ講でも、宗教でも、そのときの流行りで、なんでもいいんですね。
金利がいまの水準である限りこの状況は続く。
銀行がサラリーマン向け融資を絞るのは、「かぼちゃ」騒ぎのせいだ、と日経はじめ旦那もちメディアが解説するが、とんでもない。
N年後のこげつきを見据え、素人さんは、騒ぎ立てますから、そのややこしさを予防的に回避しているに過ぎない。
今回の不動産投資ブームは、いままで何回かあったのと違い、裾野が広い。
そこらの勤め人が、みんなやってる。
全員やられますから、個人破産するとしても、奴隷階層からさらに没落する奴が、身ぐるみ剥がれた債務奴隷、という新たな階層を形成する。
ここで、当該奴隷をむしり取ったのは、その奴隷の役務の提供を継続的に受けている所有者あるいは債権者ではないから、通りすがりの小悪党だから、どうすることもできません。
奴隷の安息すらなくなり路頭に迷う、か、よくて、外国人と手間賃仕事をとりあうか。
そういう「自由」が、これからの善男善女、地上波民放視聴者の前に広がっている。
めでたしめでたし。