啓発舎

マジすか? マジすよ

ずいぶん久しぶりに紙の新聞を読んだ。図書館。

◆三菱平野会長のインタビューは、よかった。

◆相変わらず不動産投資の広告が跋扈。

 レオパレスの分派一味が、日経にでかいのを出していた。ここまでくると、素人だましも最終段階というべきか。

◆物書きが美術だの音楽だの風物だのを書くと、なぜ、こう、ダメなのか。

 月刊文春の朝吹某。日経の檀ふみ。テレビだが日曜美術館

 音を聞かず、絵をみず、ことばのみで情報処理する癖が、心底しみついているからか。

 さらに、こういうくずを読んで、見た気、聞いた気になる奴もいて、こうして、似非「教養」は量産され、増幅する。

 

 雑音を排除して直接対象に接し、ガビーンとくればラッキーで、何も感じなかったら、それだけのこと。

 

 

よく、美しいものに感動するのは、それなりの準備がいる。教養には下地がいる、という。これは嘘っぱちだ。

 

おれは、唐津も弱法師も高野切も、なんにも予備知識なしで虚心に向き合って、しみじみ、とか、ふにゃっと、とか、どしゃ、とか、きたので、ずっとつき合っている。

それ以外ない。

屁理屈、能書き、減らず口は、誰でもいえる。

そいつに優れた感性のセンサーがあるかは、物書き力とは全く関係ない。

それどころか、頭でっかちのぶん、鈍感であることが、ほとんどだ。

例外はあって、一目置く方は私にもいるが、市井の住人です、みなさん。

 

追加

クラシック音楽館 東京交響楽団演奏会

ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団演奏会▽マーラー交響曲第10番アダージョブルックナー交響曲第9番

 

堂々とした立派なブルックナーだった。

東京交響楽団といえば、若杉宏の復活を学生の頃に上野で聴いて以来だと思うテレビを含め。

一所懸命やってる人を見るのは気持ちのよいものだ。

MVPはオーボエで決まり。

がんばりましょうは、1stVnかな。

内声部が健闘しただけに。

 

おやすみなさい。