啓発舎

マジすか? マジすよ

メガがリストラで大転職時代とか、日経その他でさわいでいる。
リストラ対象のおやじたちは日経の読者とほぼかぶるから、こんなシャビーなニュースをしつこく取り上げるのは、わかる、営業として。

で、いまからできること、とか、言ってるが、全部だめ。効果なし。
無駄な抵抗はやめてさっさと降参しなさい。


結局あれですよ。


凡庸、ではダメ、ということに尽きる。


凡庸とはどういうことか。


例えばN響に行きました。
今夜のコンサートをブログに書くとき、あんたどうする。


一番多いのはこんなかんじ。

まず、プログラム冊子の写真。
次に当日の演目指揮者の紹介。これを長々やる。プログラムの受け売り。
会場の様子。
個人の事情。優雅にコンサート通いの私にうっとり、というやつね。
で、肝心の演奏は。
最後に一行、素敵でした。

という塩梅。


これを凡庸という。
コンサートの感想をブログにアップしてる奴の95%は、これだ。
この国の人々の凡庸割合と合致する。


笑ってはいけない、専門誌のコンサート評も似たり寄ったりだ。



じゃあ、次世代を担う少年少女はどうしたらいいの。
ということで、ばかな母親、と父親も最近は率先して愚かだが、お受験とか、なんかそっちの道に走る。奈落へ。

実力主義のリストラということは、まず肩書きだのブリキの勲章が全部ゴミになるということがわからんか。


おれが仕事で人をみる基準は、そいつが、地べたを踏みしめて立っているか、ということに尽きる。寄りかからずに。
それ以外ない。


銀行で他人の顔色みたりババの引き合いやってる奴らはいずれ全員野垂れ死にだ。
地球のためにたいへん喜ばしいことです。


というわけで、来週、バカスケ銀行の肩書満艦飾の奴から会いたい、と。
マッチメイクかと思ったら、戦意は感じられず及び腰のようだ。
ところが、当方は別の因業バンクに梯子をつないで準備万端整った矢先だ。

実質、バカスケ銀行と因業バンクをリングにあげて他人事モードで見物、というおいらの得意技に持ち込んだ。
因業バンクは、支店長がでてきて、やれやれおらおら、と早くも選手に下品なエールを送っている。
いままではバカスケの二連勝だったが、今回は因業に勢いがある。
笑って、あるいは久しぶりに嗤って状況を見守ることとしたい。