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ちょっと身辺がばたばたしていて、ネタには困らないがゆとりがない。
新宿ばかすけ不動産なんて面白満載なのだが、どこで寸止めするかとか、めんどくさい。
さわりは、先方の大将がマダムで「セレブ」だった、ということです。
迎えはイタ車、送りはベンツ、手土産の袋を開けると、ハンカチがはいってました。おフランスですかね、知りませんよあたしゃ。
猫に真珠、豚に小判、おれにハンカチ。無駄な投資だ。
外観は、えーとあれだよ、小学校お受験ママ風。
誰と知り合い、学校はどこそこ、とちりばめるのだが、微妙に、話の随所から、はらわたの詰め物がみえたりするんです、定石通り。
きちんとほころんでいる。
というわけ。

野郎で、はったる奴はいた、この業界は。
だいたい光物だ。時計とか。
あと、あれな、男のくせに、なぜか、ポシェットを抱えている、例外なく。ヴィトンとかの。
という親父が、かつては、いた。
さすがに、いまは見かけないね。
私はうさん臭いおやじです、とたすきがけしてるようなもんだからね。
それが、こんなところに棲息していたか。
しかもおばさんだ。

いま、不動産で少しでも信用されようと思ったら、よれよれですよ。靴なんかはきつぶし。このコスプレじゃないと、少なくともおれはひきます。

で、このおばさんが。
というところで、いかん昼寝の時間だ。