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特集 富裕層はどこへ行った？ 幻想の消費回復トリクルダウン
・富裕層は どこへ行った？ 幻想の消費回復トリクルダウン
・数は増えても伸び悩む消費 「富裕層ビジネスで景気回復」 は間違い !?
・年収から使い道まで再調査 資産１００億、愛車は軽トラ これが日本の富裕層
・富裕層より鉱脈あり 狙うはプチ富裕層と上昇志向庶民
長く読んでると背中に店員のオーラを感じて、いっそ買ってしまおうか、と、くじけそうになったが、しばし店内を回遊して、また手に取って続きを読む、という、長年培った立ち読みの骨法を駆使して乗り切った。
サイトに要約がないので、おれなりに中身を以下にまとまた。うろ覚え。
◆この国の、ホントの金持ちは、結局、企業オーナー、地主、医者だのなんだの、の３類型におさまる。
◆で、彼らは、全然金をつかわない。
◆それどころか、愛車軽トラ、これが実体だ。
◆儲けようと思たら、愚か者の見栄だの虚栄心だの劣情につけこめ。
三番目の、実態、の例示が、笑える。ラーメン屋で、トッピングの煮卵を迷った末に注文しない、なんて、おれと一緒じゃねえか。
面白かったのは、豪華クルーザーだのの富裕層を釣るビジネスにひっかかるのは、外国人で、この国の富裕層は、乗らない、というくだり。
この国も捨てたもんじゃない、と思える瞬間だ。
ちょっと長くなるかもしれない。嫌味、これは毎回か、になるかもしれない。
ここで、富裕層と編集が位置付ける要件を、おれは、おそらく満たす。地主類型で。例示にあるＡ氏より、おれのスペックのほうが上だったりする。
だから、当事者として言う。
結論から。
おれも「豊かさ」は、希求します。
ものの豊かさにアクセスできるようｎなってすぐ気づくのは、ものなど、あるいは、金持ちぶり、など、全然楽しくもなんともなくて、豊かさは、全部自分の裡にある、ということ。
富裕層ビジネスはおれにもくる。
◆買えよ。
◆売れよ
◆仲間にはいれよ。
という３類型、と、いま、きめた。
買えよは、株だの不動産だの船だの宇宙船、はないか、女、は紀州のドンファンになっちゃうか、とか、そういうかんじ。不動産は専門なので、すこしはわかるが、全然話になりません。
売れよは、これも不動産が多いが、売れよのほうは巧妙だから油断ならない。
仲間にはいれよは、「あなただけ」という枕詞がついて、カードだの会員制のなんとか、だの、です。
これがダメなのは、これにつられる連中は、それこそ虚栄心、似非自己愛、マウンティング根性、など、あらゆる、主としてこれは女に属するのかな、劣情で武装した、富裕層というより腐臭層が群がるので、カモになってとられるお金より、クズとつきあうダメージのほうが大きい。これはフィールドワークずみ。ひでえ目にあった。
豪華クルーザー貸し切りで沖合でバーベキューして、うまいか。無人島のビーチで、炎天下我慢大会してどうする。など今更いってもはじまらない。
買うのも、やる、なにをだ、のも、それで心底愉しむのではなく、自分といっても、自分自身をみつめるのでなく、他の中の時分、相対的な存在としてに自分、他人からみた自分を確認してぷっかり心に穴をあける、だけのことです。
外国は、これが結構ありそうだ。「金を持っている」という事実自体が価値、そいつがどうだろうと、という価値観が一般的、のような気がする。だから、富裕層ビジネスみたいのに金をつかう。
まあ、みんなしてバカスケだ、と。
この国は、まだそこまでいってない。
金持ちである、ということで、羨ましがられても、尊敬される、とか、あんたはエラい、とかにはならない。
では、この国で、誰が、エラいか。かっこいいか。
うすぼんやり、あるのは、そいつの属性、そいつ自身の他からもらったとかおやじから受け継いだとかではない、資質、ある程度の時間軸をともなった棲息歴、そういうことだと、なんとなく、最近感じる。
時間がかかるから、大金を手にしてバーキンで飾っても億ション買ってもむりです。タイムマシンにのらないと。
ある程度それと知れるのは、大学より前の学校歴とかでしょうか、ね。
これは階層を構成する。
で、そこｎ属する奴は、ヒトを、金だのバッグだの外観だの大学以降の学歴職歴だので絶対判断しませんから、他から参入するのは、原則、無理です。
よほど、おもしろ、とか、おつむの風通しとか、そういうことが。ね。
これも、背伸びすると、あざとい、とか、ギミックとか、に、すぐなるから、むずかしい。
アベは、アソウも、そこに強烈なコンプレックスがある、と、おれはかねがね思っている。
世評は、おぼっちゃんでＮ代目で毛並みがよくて、とそやすが。
それは、馬とか鹿とかいう言葉、あるいはその組み合わせと近似する。
ホントのエスタブリッシュメントでは、ない、と。
じゃあ、お東大が、エラいか、というと。
はい、そんなとこ。ここまでにします。
言っとくけど、今日書いたのはおれのことじゃないよ。
ないにしても、やっぱり嫌味か。
