啓発舎

マジすか? マジすよ

お天気なので北の丸。
および神保町界隈。
東京堂の品揃えが最近良くなったので、立ち寄る。
一時、なんとかフェアの連発でお下品になっていたのだが、レジ前の平積は、落ち着きをとりもどしています。
3階の宗教書の平積みは、仏教3.0とかいう関連。筆者の何人かに見覚えがあったので手に取ったら、当方が図書館で借りて読んだことのある仁であった。
マインドフルネスとか禅とかの流れです。私はどうかと思いますが、これは人好き好きだから、そっちはそっちだ。流行ってるんだね。


窓際では、東京堂アウトレット、と。


アウトレット。
東京堂ともあろうものが。

ゾッキ本という美しい日本語があるでしょうが。
ゾッキ本コーナー、ですよ、要するに。
靖国通りの反対側は昔からゾッキ本の本屋が並んでいて、なんともわびしい風情、通りのあっちとこっちでこんなに違うのかという気持ちいいつもなったものだが、最近はどうだっけ。

東京堂さんもなりふり構わない、ということでせうかね。


で、棚はめんどくさいので平積みを見ていたら、山上たつひこ、の名前をみっけた。
表紙は、犬ころの実写と何やらビル群の背景。地味。
タイトルは「にぎり寿司3億年」。

迷わず手に取る。


これがなんと、当方がガキの頃仕入れた山上画伯の傑作群が、悉く掲載されているではないか。
いや、冷静に見直すと、新選組ものとかはないようではあるが、ともあれ、これを逃すてはない。
買いました。定価1700円のところ、税込み900円ちょっと。
日頃の立ち読み迷惑料として500円を店に献上すると差し引き400円也。安いものだ。


しかしなんですね、山上さんもゾッキ本ですか。
定価1700円の値付けが、ちょっとくるしかったか。