■

ついでの用事で丸の内方面。
丸ビルの本屋は、むかし、ＡＢＣで、狭い面積ながら品揃えに工夫していてた。
おやじビジネスもの、女の贅沢雑誌軍という場所柄の布陣に加え、不思議に精神世界コーナーめいた一画があって、面白かった。
精神世界といえば八重洲ブックセンターだ。宗教、哲学、心理の充実ぶりは、書泉グランデと双璧だった。あぶない系もおおらかに平積みになっていたもんだ。いま、どうだろうか、全然行ってないが。

サラリーマンは、精神世界とお友達なんですね、実は。

で、丸ビルは、といえば、半分文房具やになっています。ただでさえ狭いスペースが、半分に。当然、品揃えは無個性です。
ビジネス関係も、おとなしめだ。
出世だのスキルアップだのが、あまり目につかない。
丸の内の勤め人は達観か。
本屋は、苦しいな。

重工ビルの前にスタバのテラスがあったので時間を過ごす。

日陰がすずしい。
音、がいいです。普通に人が往来する、さざめき。
閑か、といってよい。

地所独り勝ちです。

行きはよいよいだが、ママチャリに帰りの三宅坂登攀は試練だ。
面白かった、また行こう。