◆日本一の裏切り男
傑作。
脚本たいへんだっただろうなあ。
このところ「傑作印」大安売りというかんじが自分でもしなくもないのだが、実際これは感動した、厳粛な気持ちになった。ほんとに。
いま、ジオ デ イタリア かなんかを流しているが、相変わらず、「あちらのコーラはぬるいんですよ」「そうですか、コーラのぬるいのは、いやですよね」などと、「ぬるい」会話が続く。画面はサイクリング、という気分では選手はないのだろうけれど。
というわけで、当方の土砂降り状態も長期安定の様相を呈してきた。
そうそう、きのうかおとおい見た社長シリーズもよかった。
タイトル知らねえが、製袋会社の社長役で鹿児島ロケ。
森繁と三木のり平のからみは、みんな言うことだが、ほんとに間がいい。
あと、今回気づいたのは、女性に対して細やかですね。
すけべ、という役柄であるのだが、そういう意味ではなく、あたかも取引先を接待するかのように、池内淳子扮する芸者に対応する。
そういえば、夫婦善哉でもそうだったな、と、思いは飛翔する、というほどでもないか。
いま、BSおよびCSの日本映画がなかったら、当方、ちょっときついです。