三連休の中日。
なんだかこの三連休は、気持ちが落ち着く。今日は中日、二日目。
人が、いかに少ないもので自足できるか、ということをしみじみ思う。
ここでいう「もの」は物質にとどまらない。
もの、有体物については、執着は、もともとあまりない。人からもよく言われる。
ものを集めるのが好きな人がいるが、そしてほんとに愉しそうであるのだが、こういう方々を拝見すると、「ひとそれぞれ」だな、と、つくづく思う。
お茶にもう一歩踏み込めなかったのにも、そんな当方の性分があったかもしれない。お道具どうのこうのが、めんどくさいのよ。
人について。これは昨日書いた。
数少ない、というところが急所だ。
居るところ。これは静かでさえあれば、いい。
気持ちが鎮まると、自分がひろがる。
外的環境が背景にしりぞき、五感で感得する世界が、「自分」そのものになってくる。
平素自分と思っているものが、自分の外側だ、ということがわかってくる。
これは、なんらかの行を日常的に行って、澄ますということの要諦を知っている人は、誰もが平素体感しているところだと思う。
ちょうど、いま、の冬の碧い空、凛とした大気というのが、自分の内側と調和する。
ここまでたどりついた、という安堵感もすこし、ある。
この先、この流れでいけばいいな、という、澄明な見通しも、できる。