◆N響第1801回 定期公演 Bプログラム
サントリーホール
指揮:ジャナンドレア・ノセダ
ピアノ*:アレクサンダー・ロマノフスキー
リスト/交響詩「レ・プレリュード」
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43*
カセルラ/交響曲 第3番 作品63
もう旧聞に属すると思うが、おととい水曜日のN響。
今朝も余韻が残っていた。
リストの、あの、ズルン、ズルルンという、弦の響き。
ラフマニノフの、おもちゃ箱をひっくり返したみたいな音響。
最後のカセルラは初めて聞く曲だが、楽員をのせてショスタコ風の縦ノリを景気よくやっていた。
指揮は、なんか、操り人形か手旗信号か、というかんじだったが、いや、おなかいっぱいになりました。
楽員のみんなも、うれしそう、というよりストレス解消大会みたいに弾いていた、ように思った。
みなさん、スカッとしたようだった。
見ているおいらも、少ししゃきっとしたつもり。
こういうの、いいですよ。
次回は、意外と、ブルックナーなんか、どうだ、この指揮者。
伝統無視、どしゃめしゃ流で。
◆狼たちの処刑台
荒涼とした映像。
マイケルケインの役者魂。
秀作。
偽りなき者とおなじ空気が底流する。
北ヨーロッパの寒さ。救いなさ。