啓発舎

マジすか? マジすよ

N響。テレビ。
グリンカ/幻想的ワルツ 
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第4番 
スクリャービン交響曲 第2番
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ピアノ:デニス・コジュヒン


1曲目のワルツは、コンバスの頭打ちに注意して聞いてほしい。
ワルツを弾くときは、指揮者より、コンマスコンバスを聞いてあわせる。コンマスコンバス、というのは語呂合わせのようだが、コンマスを見ながらコンバスのリズムを感じて自分を流れにのせるのさ。
おれはチェロだからコンバスは必ず背中から聞こえるので、彼らがのっているときは、背中全体にグルーヴ感を感じる。
今夜は、いかがでしたでしょうか、みなさん。
パーヴォは、インタヴューでこれはロシアだから重くて、とか三味線をはっていたが、重い、のと、湿っているのは全然違う。
湿った音楽には、重さすらない。

2曲目ラフマニノフの4番目のコンチェルト。
ショーマンスタイルのプロレスラーが、二人して下手な八百長をやりましたとさ。
笑えた。


最後のスクリャービンは、若書きらしい、のびやかな曲ですね。
これはよかった。


テレビは気楽でいい。
金返せ気分にもならないし。