啓発舎

マジすか? マジすよ

新宿方面でコンサート。後輩からご招待いただいた。
ブラ1 ベートーヴェンの1番 他。
ベートーヴェンはよかった。楷書。

で、その楷書でブラ1を書こうという挙にでた指揮者をどう解釈したらよいか。
それしかできないか、あえてやったか。
ハイドンみたいなブラームスだった。

去年おいらはオーケストラの中にいて、ブラームスを聴いていた、4番だったが。
二楽章で、二回目だか三回目だかに例の主題がでてくるところは、たとえばチェロも3部にわかれて、都合幾つの声部になるのだろうか、分厚い音の響きが、何度聞いても、当方も、その一つを受け持って弾いていたわけだが、こう、黄昏、諦念、哀惜、それらをひっくるめた安らぎ、の生理的な感覚が甦るのだった。

そういうものが一切ないブラームス

老いの身には、ブラームスには、やっぱり、そういう、月並みなことばだが、重厚、がほしい。

連れは、えらくエキサイトしていた。
かっこいい、と。

指揮ぶりは、ちょっとムーティみたいで、たしかに、かっこいい、といえなくもない。

三丁目の居酒屋で、四方山話。