来年の2月にブラ1をやる、と言ってきた。
おいら、ブラームスの4曲のうち、唯一1番だけやってません。
ブラ1といえばアマチュア、プロもか、の定番。
長年周辺をうろうろしている奴なら、たいていニ三回はやってる曲です。
また、そういうわけだから基礎レベルの練習が省け、プログラムにのせやすい、ということもある。
で、ブラ1だのチャイ5だのを年がら年中やるんですよ、アマチュアは。プロも、か。
何故だかおれは、ブラ1に巡り合わなかった。
そもそも、大学はいって、オーケストラはいって、その年の夏の巡業のメインがブラ1だったので何回か練習は出たが、本番は、昔のレトロな杉並公会堂で切符もぎりはやったがステージには乗ってない。
雇い主の楽団でも、ブラ1は二回ぐらいやったんじゃないか、いずれもこちとらそれどころじゃない状況だったから、チェロなんか手も触れない時期だったから、無論やりすごした。
三年前ぐらい、候補であがって投票したが、ラフマニノフの2番に負けてしまって、ラフマとベルリ、という略しかたを今初めてしたが、なんか、ばかみたいだ、ラフマニとベルリオだけは、ホールドアップされても拒否する方針なので、当然のってない。
どうするか。
楽団としても、指揮者を叩き出して初めての演奏会だから、きっと力はいるだろうな。
練習は何度も出て、だいたい曲の勘所は知ってる、つもりで言うと、ブラームス4曲のなかで、一番まとまりやすいのがこの1番だ。
難しさの順は
3→2→4→1、というかんじ。
3が他を引き離して、ダントツでむずかしい、というか、おっかない。
弾いてて飽きない順も一緒。
好きなのは
4→2→3→1
ですか。
ブラ1は、そうだなあ。
◆終楽章の、とくにテーマの紹介が一通り終わってから先が、くどい。
いつまではったってるの、と特に最近年のせいか、こらえ性がなくなって、思います。
◆三楽章が、ださい。
ブラームスは三楽章の名人、2番も3番!も、4番も、三楽章は、神品です。
1番だけ、埋め草。
◆二楽章が、たるい。
略。
◆一楽章、暑苦しい。
ま、聞き飽きた、ということですか。
と、くどくど書いたのは、乗りませんか、の報せに、少し、ほんの少し、気持ちが揺れたから。