◆youtubeでシルヴィ・ギエムを見まくっている。
かっこいい。「男気」満点。
いちばんかっこいいのは、顔です。
シルヴィ・ギエムは、実は、顔だ。
あと、連獅子の髪。
◆年末年始のテレビで一番フラッシュバックするのは、意外やNHKの南禅寺界隈。
おととしか、当方が兄事してやまない方が京都にお見えになるというのいうので、修学院をはじめ一日ご案内申し上げたことがあった。
金閣にいこうかどうしようかということになったとき、師匠曰く「前に行ったことがあるかテレビで見ただけか、忘れてしまった」と。
凄い、と思いました。改めて一生この人についていこうと思った瞬間です。
テレビか、行ったことあるかぐらい区別しろよ、と突っ込む向きもあるかと思いますが、当方、最近になって、この発言の意味がしみじみわかる。
記憶が朧になると、残像というか香りというか、ニュアンスというか、そういうかすかなイメージが残る。そうなると、映像も実際にまのあたりにしたものも、ごっちゃになる。
南禅寺界隈の映像は、わずか3日前だが、既に残像と化しているようだ。そして、その香りは、きりっとしてすがしい。