久しぶりに紙の文春を手に取った。
蚊春辛嘲は立ち読みすらやめて久しい。
佐川を訴えた、というのをチェックするだけだからせいぜい5分ぐらいだが、それでも立ち読みする自分に対する違和感がすこしあった。
なぜ、おれが、いま、ここで、というのは、山下書店は、週刊誌は店の外に平積みなので、吹き曝しである、かんきょうで、わざわざ、このおれさまが。
というのはいいとして。
アベもモリトモもどうでもいいのだが、当時たまたま国会中継をながめていて、こいつの、佐川の、倨傲としかいいようのない、心底ヒトをばかにした、愚民観まるだしの、ほれぼれするようなパフォーマンスに心底感心して、つい見入ってしまった、ということがあったから。
おれなんか、ヒトを食う、というカニバリズムについてはいささか自らを恃むところがあるが、こいつと比べたらそこらの駆け出しですよ。貫目が全然違います。
読んだら、当時かかわった財務省のキャリアは、みんな順調に昇進している、と。
ここで読者の義憤を集めて、次号以降の売り上げにつなげる、というのが週刊誌の手法で、それはべつによいのだが。
おれは、全然、憤らない。
こんなに口裏合わせて、役人としての矜持、なんてとっくにかなぐり捨てたかもしらんが、とりあえずこの時点では、さらにその残滓も放擲して、とおれの言いぶりもつい固くなる、猿芝居して、なにか、いいことありますかね。
せいぜい退職金をニ三回、最近はそうでもないか、まあ、世間のヒトさまより余分にもらって、いきつくところは、ただの年金生活者です。
昔あった役人の上乗せもいまはないから、普通の厚生年金のはず。
いばれなくなったらおわりですよ、こいつら。
バカじゃねえの。
はい、今日はこんなとこ。
大引け16,552.83
マイナス173.72
ソフトバンクGのせいだ、孫がぜんぶわるい、と。
それだけじゃない、と思うがね。
天下、はどうかしなねえが、おれさまは泰平なり。