啓発舎

マジすか? マジすよ

N響

指揮者パブロ・エラス・カサド

スペイン奇想曲

リストPコン1番 ピアノはダニエルハリトーノフ

チャイ1

 

このうち、スぺ奇とチャイ1は、大学オケでやった。

チャイ1は、だから、当時のもろもろがフラッシュバックした、演奏中。

 

スぺ奇は練習不足ですね。本番あと何回かやるようだから、これから調子あげるんじゃないの。

この曲はmリズムのきれきれ度だけです。それが今日の雨のように湿っている。

短いチェロのそろがあるのだが、桑田氏失速で、オケがあわせてテンポゆるめた、有意に。

ほとんど事故だぞ、これは。

冒頭のクラが音量小さくてよくきこえない。

 

まあいいや。

 

◆リスト

 ぼくちゃんです。

 がんがん引くところ、混濁。

 弦の弱音にのっけて高音でティラリラやるところ、金属的。

 まあいいや。

 

◆チャイ1

 これはよかった。

 こういう地味な曲を、端正に聴かせるのは、腕がいる。

 この指揮者、若いが、またよんでいいと思う。

 アフカムとか、N響のよぶ若手は、このところ、スカがない。

 二楽章、しみじみよかったすよ。

 吉村さんのソロ。

 1Vnが、ふくよかな、やわらかい音をだしてた。

 伊藤氏コンマスのときの1Vnは、良い音をだす、とおれは思う。

 だから、スぺ奇のソロは大目にみたい。

 

 終楽章、おれらは、練習のとき、ニッセイのおばちゃん、とよんでいた箇所、このニッセイのおばちゃんフレーズがくりかえし、ここぐらいしか盛り上がるところないから、ここは、なんか、一生懸命弾いた記憶あり。

今夜も、そこそこ盛り上がった。

 

そうそうピアノのアンコール。

さっき、混濁、と言ったが、ここまでくると、ヘヴィメタの迫力で、おもしろだった。

リストかよ、と思ったら、自作のようだ。

自分の音楽性にあった曲作りか。

 

今夜は、出来はともかく、情報量の多いコンサートでした。

 

こういうのは、よい。