2019-03-14 ■ 赤ひげ、天国と地獄、と、黒澤を立て続けにみる。 もどかしさは、キャラのステレオタイプにあるのでは、と思うがどうだろう。 赤ひげは、正義、ヒューマニズム。 天国と地獄は、善悪。 おれが、この二つの映画で三船を窮屈に感じるのは、悪、ワルを封印されているせいだ。 加山、仲代は、退屈なだけ。 ワルを一身に引き受けるのは若き日の山崎務だが、残念ながら貫目が足りない。若い。 イズムで映画をつくるとこうなる、という見本みたいだ。 黒澤は、そういうところがある。