白川さんの番組制作が、徹底的に面白くない、絵面は退屈な番組を作ろう、という意図のもとになされたか。
そうだとすると、その狙いは、まさに実現した。
全然面白くはない。
みているこちらが勝手に面白がれるキャラでもない。
それを最後までみる私。
それで気がついたが、面白主義とかいってるが、「面白」を突き詰めると、面白が脱落する。
面白くないことによって面白い。
毎月「図書」を読んで悪態をつくが、これなんかも、無意識のうちに「面白くないもの」を希求しているのかもしれない。
学者の繰り言のような。
NHK地上波が日曜の午前中にやる将棋の番組なんかもそうだ。
駒の動かし方ぐらいしかわからないから、みているこちらhちんぷんかんぷんだ。
早く決着がつくと、のこりの時間、延々「感想戦」をやる。
お互いぶつぶつ言ってるだけで、これなんか、写すことになんの意味があるか。
それを延々見続ける当方が現実にいる。
ツールドフランスもそうだよな。
ちんたら自転車の車列が続くよどこまでも。
あれもちんたらしたかんじがいいわけよ。
面白とは、全然おもしろくないこと、と見つけたり。