啓発舎

マジすか? マジすよ

紀尾井なんとかの一部オープンをのぞいてきた。
1階と2階だけだったが、普通にお品のあるかんじで好感もてましたね。
ビル風が凄かった。

どうも森ビルがだめだ、当方は。ついでだが。
溜池も六本木もだめ。
虎の門は、したがって、行ってない。
お下品ですわよ。
サントリーホールのまえの柱のようなトマソン物件は、こうなったらどうか未来永劫あのままであってくれ。
迎賓館の門扉と好一対だ。


立ち読み。
蚊春は舛添叩き。
相変わらず直球で芸がないが、自腹だとマックでクーポン使用、だけ、少し笑えた。
真偽はどうでもいいが、舛添の、なんというか、ご人徳、がうかがわれるエピソードだ。
辛嘲は、トランプをネタによくここまでつまらなくできる。
トランプのキャラが完全に週刊誌があおるルサンチマンの上をいっているのか、はたまた、ライター、アンカーっていうのか、が弱いだけか。


素人衆がネットで好き勝手言ってるほうが、よっぽど面白い。


そっちはそっちの話は繰り言みたいでなんだが、浮かぶんだからしかたない。
こっちはこっち、は、結局、人でいうと、生きてるかとっくにあの世にいってるか、関係ないです。
生きてる人との交渉も、よく考えると抽象的ですよ。
相手から伝わる情報処理。
あの世の人は、新規のデータがないだけ。
既存データも、音楽なんかの場合、全然新しかったりする。同じCD聴いても。
受容体の条件がかわるから、おれがかわるから。
空も雲もかわる。
その相互の関係だ。

だから、こっちはこっち、は時空を飛ぶ。
せろにあすさんを聴いてると、ほんと、そう思うわ。
モンクは近所の古本屋のおやじだし、子規は、ちょっと敷居の高い親戚の伯父さんだ。

生身の人間でもいいのだが、そうそう「こっち」の人ばかりではないよ、そりゃ。というより、滅多にいませんよ。
あの世の人で、「そっち」は、相手にしなければいいだけだ。
鴎外さんは、たぶん「そっち」なので、ほっとけばいい。
面白は、そっちとこっちを横断するので、たとえば、ミシマなんかは、明らかに「そっち」だが、面白である。
鴎外は、面白でもない。

おれが悪態つくのは、そっち、且つ、面白でない、ワールドなので、何度もいうが、まあ、うまくやってください。

サントリーホールの前の、グレコローマンもどきも、四谷のおフランス物件も、そっちですわよ。

こっちに籠城することで、世界は狭くなるどころか、無限に広がる、感がある。近頃。

こっちを手探りするのは、なかなか。千に三つぐらいのもんだ。
そこへいくと、「そっち」をダッキングするほうが楽だ。千に997で、手数は多いが、最小限身をそらすだけだから。

と、いうかんじでこの先2〜30年は、もつ、のではないかね。