荻窪のいつものそば屋で昼からはじめる。
今日の相手はお若い方。
この人は、どういうわけか、当方の昔語りをひっぱりだすのがお好きなようで、今日も、昔の飲み、の話になった。
学生のころは、毎日飲んでました。
昼から、法文一号館だか二号館だかの地下にあった、銀杏、といったか、ここで二人で生ビールをやってると顔見知りが通るから、そこらで。
部室の外で楽器をさらっていると、顔見知りが通るから、そこらで。
別にどうということもない話だ。
ぼくらのころは、そういうことありませんでした、という、展開。
意味なく飲む、かんじが新鮮、ということのようだ。
いわれてみれば意味なく飲んでましたね。
40年たち、こうして相変わらずそばやで飲んでいる。